父がようやくスマホを使える様になった事を伝えるため、母に
電話をしました。
いつもの様に仕事が終わってからの話です。
「もしもし、お久しぶり～。」
「はい、おはようございます。」
「またおはようございますって言った。」
「だって朝でしょ。」
「えーー、外見てごらんよ。」
「え、外？暗いわよ。」
「そうよ夜だもん。」
「それで？なあに。」
「あのね、お父さんに携帯を送ったでしょ。やっとかけられるように
なったのね。だから今度かかってきたら、お母さんにもかけてって
言おうと思ってね。」
「あらそうなの。」
「お母さんからはかけられないよ。お父さん電話が鳴っても聞こえない
から、他の人に迷惑かけちゃうからね。」
「はい、わかりました。」
「たわいもない会話しかできないでしょうけど、私と話しをするには
ちゃんと聞こえているから、お母さんの元気な声も聞こえると
思うよ。」
「そうね。」
「いつかかってくるかはわからないけど、待っててね。」
「はい、わかりました。色々とすみませんね。」
「いいえ。」
先日父が偶然かけてしまった時に会話はしましたが、あれはイレギュラー
な事なので、ちゃんとかける気になってかけてほしいと思います。
私の娘からは、早くラインを見られるようになってほしいと言われました。
私もラインでメールなんて事は望んでおらず、ただ写真を送ったり、
こちらからのメッセージを読んでくれたら良いなと思ってラインを
入れました。
父はそれなりに時間はありますから、電話がかかってきたら少しずつ
説明して写真くらいは見られるようになってもらいたいと思います。
もちろん取説にものせていますから。
そうすれば、毎日でも写真を送ったりメッセージを送ったりできます
からね。
父も毎日の楽しみができると思います。
今施設での生活ではリハビリの時間もそんなに長くはないようです。
食事にも楽しみがないとしたら、好きな本を読むくらいしか楽しみ
はありませんからね。
今日も父から電話があって、自宅から本を持ってきてもらおうと
思って、弟に電話をしたけどつながらないから、連絡してほしいと
言っていました。
スマホがあれば、本を読む事も可能ですが、そこまではまだまだ
無理な話です。
アナログで行くしかありません。
いずれ９０歳を過ぎていますから、できる事は限られるとは思います。
でも施設のいう家族とのコミュニケーションツールとして有意義な
使い方ができたら良いですね。
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