朝早く母から電話が来ました。
「もしもし、おはようございます。」
「おはようございます。どうしたの?」
「ちょっと聞きたい事あるんだけどさ、今朝ね立派な布団が届いたん
だけど、あんた知ってる?」
「え、知らないよ。」
「すごく立派な布団が届いたから、あんたが注文でもしてくれたのかと
思ってちょっと聞いてみたんだけどね。」
「やだ、何かにひっかかったんじゃない?」
「ひっかかったって?」
「詐欺よ。」
「えーー詐欺ーー。やだ。」
「お母さん人が良すぎて、断るって事ないでしょ。何か言われて良いわよ
とか言ったんじゃないの?」
「あれ、新聞屋さんが来て、何か言われて良いですよって言ったような
気がする。」
「じゃあ、その時布団の事とか言われたんじゃないの?」
「そうかもね。」
「すぐに(弟)に連絡して。クーリングオフしないと。」
「はい、わかりました。」
朝からビックリしました。
家の電話を常に留守電にしてるのも、こういう事を防ぐためだったのに。
どっからこんな事になるかわかりません。
解決すれば弟から電話があるはずです。
そうしているうちに今度は父から電話が来ました。
父にも布団が届けられている事が伝わっていました。
母が言ってたと言っていました。
どういう事なのかと聞かれましたが、まだわからないから(弟)に
対応してもらってると伝えました。
父も心配していました。
弟からの電話を待ちましたが、なかなかかかってきません。
こちらからかけましたが出ませんでした。
昼前に買い物に出た時、折り返しで弟からやっと電話が来ました。
「はい、電話が来たみたいだけど。」
「ちょっと聞いたわよ。布団が届いたんだって?」
「何を言ってるんだか。違うよ。昨日ヘルパーさんがやっていったんだよ。
おしっこで布団を汚したみたいでね。交換してくれたんだよ。自分が
寝てたおしっこで濡らした布団を見て、新しい布団だと思ったんだろうね。」
「え、じゃあ詐欺にあったとかじゃないのね。」
「違うよ。そんなんじゃないから。」
「そうか、それなら良かったわよ。」
「認知症なんだから、話をまともに受けちゃだめだよ。」
「だって本当の様に言うんだもん。」
「だからほとんどが事実じゃないんだからさ。」
「そういう事なのね。」
「そういう事だよ。」
という事で詐欺にあったわけではありませんでした。
新聞屋さんが来てなんて言っていましたけど、そんな事も覚えている
はずはありませんからね。
そうですよね。
ちょっとビックリさせられましたけど、何事も無くて良かったです。
それより、布団を汚したのはなぜ。
そっちが今度気になります。
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