遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

運が良いおばあちゃん

 

 

 

 

90歳を過ぎても薬を飲んでいないのが自慢のハツさん。

 

視力だけが低下してヘルパーで買い物を支援していました。

 

病院は眼科受診を娘さんとしています。

 

多少認知症状もあり、枕元にいつもタヌキがいると言って

私たちに話をします。

 

御本人は真剣に話をします。

 

私たちは黙って聞くだけです。

 

足も腰も痛くなく本当に元気なハツさんです。

 

そんな元気なハツさんが眼科の定期受診で病院に行き

そのまま入院になったとの連絡が来ました。

 

何がおこったんでしょう。

 

普段一人暮らしのハツさんに娘さんが来るのは何か月に

1回の受診の時くらいなんです。

 

その眼科受診で病院の中で娘さんがいるところで意識喪失

したそうです。

 

心筋梗塞の疑いでした。

 

意識喪失したことはアンラッキーな事ですが、娘さんと一緒で

更には病院の中だった事は大変ラッキーだったと思います。

 

その後娘さんからケアマネさんに連絡があり、はっきりした病名は

わからないとの事で、入院期間は2週間の予定と言われたそうです。

 

これが自宅で一人の時に起こっていたら、とっても危なかったです。

 

ヘルパーは週2回しか訪問しません。

 

電話は玄関にあり、お部屋で倒れてしまえば電話をかける事も

取る事もできません。

 

今回は大事に至らず退院できそうです。

 

本当に運が良いおばあちゃんです。

 

でも娘さんはこのまま自宅での一人暮らしはもうさせられないと

言います。

 

今までケアマネさんがいくら施設の利用を勧めても絶対に

うんと言わなかった娘さんが自ら施設の話をした事に

ケアマネさんもビックリしたそうです。

 

眼が不自由でこの冬やはり暖房が心配だったんです。

 

古いおうちで外の方が家の中より気温が高かった時が何回も

あります。

 

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凄く寒いおうちなんです。

 

冬場ヘルパーは完全防備で訪問します。

 

そんなおうちでも風邪ひとつひかないのがハツさんの自慢

だったんです。

 

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でも今回の突然の意識喪失を娘さんの目の前で起こしてしまった

事で、娘さんも考えたんでしょう。

 

やはり暖かい環境の整ったところの方が良いと思ったと

思います。

 

ご自宅が老朽化してこのまま住むには限界がきてしまえば、

考えていかなくてはなりません。

 

このおばあちゃんは今回の意識喪失で色々なラッキーが重なり

今後の事について娘さんにも考えてもらう良いきっかけになったと

思います。

 

定期受診も眼科だけではなく内科でも主治医を持って、

これからも健康を維持できるように、ほんとうに良い

タイミングで意識喪失を起こさせたように思います。

 

これこそが不幸中の幸いだと思います。

 

ハツさんが今後暖かい環境で何不自由なく生活できるように

なれば良いなと思いました。

 

 

 

 

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