利用者さんが今直面している事なんです。
利用者Ｔさんは軽度な認知症はありますが、何とか一人暮らしを
しています。
元々きちんとした性格のＴさんはとっても人が良く、頼まれると
嫌とは言えない性格なんです。
その性格でもしかしたら詐欺の被害にあっているのではないかと
関わっている事業所みんなが思っています。
私たちヘルパーはＴさんがデイサービスに行かない日に食事の
準備で訪問しています。
食材もご家族が準備してくれているお金で購入しています。
ヘルパーが使用する食材費の他にＴさんには毎月３万円が
お財布に入ります。
ある時ヘルパー訪問中に新聞屋さんが集金に来ました。
Ｔさんから頂いていましたが、最近はお金が無いと言って滞納されて
いるとの事。
その旨をご家族にお伝えすると、お金は渡してあるのに、おかしい
と言われました。
でも本当に無いんです。
これは何かに支払いをしていると思い、それが何だかを探しました。
そしてわかったのが、多量においてあるドリンクだったんです。
普通ドリンクって１日１ビン飲みますよね。
それを１日にいくつも飲んでいて、その空瓶の量がものすごい
量だったんです。
そしてさらにはまだ開封していない箱ごとのドリンクが何箱も
あったんです。
そして出てきました。
ドリンクの領収書が。
その額約３万円。
ビックリしたご家族がこのドリンクを置いて行く業者に電話をして
置かないでほしいとお願いしいました。
するとその返事が、お客様御本人がほしいと言われるのに
それを拒否する事はできないとの事。
そのご本人が認知症で判断できないんだと説明しても、お客様
御本人から断られない限りダメとの事だったんです。
Ｔさんにこのドリンクをどうやって注文しているのかを聞くと
置いて行くだけで、注文はしていないと言います。
これを断る事ができないんです。
そしてさらには、置き薬って使った分だけお支払いするシステムに
なっていますよね。
それ方式で、置いて行くのが１１０本。
そこから減った分を補充して、いつも１１０本になる様に来るたびに
補充されていたんです。
それも2か所から届けられていたんです。
頼まなくても定期的に訪問して、減った分だけ補充するのって
本来のシステムだとは思いますが、認知症で断ることを知らない
高齢者にはどうなんでしょうか。
そして家族がやめてほしいと言っても受け入れてくれないって
ちょっとおかしくないですか。
Ｔさんはドリンクがあるから、喉が渇けばドリンクを飲み、１日に
何本も飲んでしまっていました。
飲んでいるから補充する。
体にも良くないでしょうし、お財布事情もたいへんな事になってしまい
ます。
これを阻止する方法は無いものでしょうか。
私たちが訪問中に来るはずはありません。
私たちがいる時に来てくれたらＴさんに断ってもらうんですけど。
Ｔさんが一人の時に来るんです。
それはそうですよね。
ケアマネさんが消費者センターに問い合わせてみると言っていました。
なにか良い解決策がみつかれば良いんですが、見つからない
限りこのドリンク購入に終わりはなさそうです。
これって悪徳じゃないんですか？
普通のシステムですか？
早く何とかしたい事例です。
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