遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

不満のない施設生活だった

 

 

 

今日は日曜日なので、父からの電話を待ちました。

 

9時頃にはちゃんとかかってきましたよ。

 

弟から入所申し込みの用紙を受け取ったと言っていました。

 

それも6枚だったって。

 

6か所も申し込みはしませんけどね。

 

家の近くで多床室のある特養に3か所申し込みをすることを話しました。

 

父の了解も得られました。

 

今の老健での生活を改めて確認すると、まったく不満はないとの

事で、ビックリしました。

 

我慢をして施設にいるのと、不満なく施設にいるのでは全く違います。

 

本音は自宅に帰りたいけど、自分の足で歩行する事にまだ少し自信が

ないし、歩行器で歩けるようになって、トイレにも一人で行くことが

許可されたので、比較的自由な生活になった様です。

 

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家族との会話もできるようになり、後はゆっくり回復するのを時間を

かけて待つくらいです。

 

まだ施設からは退所についての連絡もありませんが、近々何らかの連絡は

あるのではないでしょうか。

 

できればこのままもう少し置いて頂きたいと思います。

 

父がそれを望んでいますし、母にとってもそれが良いと思います。

 

母の認知症状を抑える事はできませんが、体は元気なのでこのまま

自宅での生活を継続してもらいます。

 

 

 

 

父から電話がかかってきたとき、母の認知症状についても話しました。

 

「お父さん、お母さんが電話に出ない時があるでしょ、それがね電話の

音は聞こえていても、その音が電話の音だって認識できなくなっている

んだってさ。」

 

「はぁ、そうなの。」

 

「携帯の充電器にテレビのリモコンを立ててる事もあるんだって。

そうすると充電ができてなくて、充電が切れるから、かけた時に

電源が入っていないっていうメッセージが流れるんだよ。」

 

「そうか。わかった。今日もねだいぶ長い時間鳴らしたよ。それで

やっと出たんだよね。何かしてたのって聞いたら、テレビを見ていたって

言ってたけどね。」

 

「音が鳴っても電話の音だってわかるまで、時間がかかるんだと思うな。」

 

「そういう事だったんだね(笑)」

 

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父は笑っていました。一応認知症を理解していますからね。

 

そんな夫婦の会話でも良いんです。

 

少し前までは誰とも話をできなかった父でしたから、それから思うと

今は上手くいっていると思います。

 

次はラインでのメールを教えたいな。

 

ゆっくりやります。

 

 

 

 

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