遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

冗談でも言ってはいけない

 

 

 

 

夕方、ショートステイから帰宅後に訪問した利用者さんが

いつになく興奮していました。

 

我が法人のショートステイ利用ではなく、民間のショートステイ

を利用されていた方です。

 

今まではご本人も介護者にも大変気に入られて、定期的に

利用されていたショートステイでした。

 

それなのにその日の訪問時はいつになく興奮状態だったそうです。

 

排泄介助が終了すると、待ってましたとばかりに話始めたそうです。

 

「ショートステイにいる職員に、お金をくれと言われた。」

 

これが興奮の原因でした。

 

若い男性職員だったので、ちょっとした誉め言葉を口にしたんだそうです。

 

そしたら何を思ったのか、「だったらお金をくれ」と言った様です。

 

言われた利用者さんはビックリです。

 

冗談でも言っていい事と悪い事があります。

 

そしてある時は入浴の時の職員同士の会話で、

 

「○○さんにこの間△△を貰ったよ。」

 

って、まるで何もあげない自分が悪い様な感じに、わざと聞こえる

様に言われた様です。

 

介護職員が介護するのは当たり前です。

 

それが仕事ですから。

 

まるで見返りを求めるような事は言ってはいけません。

 

高齢者はそれでなくても自分は迷惑をかけていると思っている

方が多いんです。

 

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何にも迷惑な事なんてありません。

 

施設職員は介護のプロであって、それで生活しているんです。

 

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介護を知らない人と同じではないはずです。

 

汚いとか面倒くさいとか、そう思う様ではやはりそれで生活

する事はできないと思います。

 

今回利用者にお金を要求した若い職員は、その事が上司の耳に

入り、自己退職させる方向で話が進んでいる様です。

 

そんな職員は施設にはいりません。

 

施設にとってマイナス評価の要因となりますからね。

 

いくら人手不足でもいらないと思います。

 

利用者だって嫌な思いをすれば、二度と利用したくありません。

 

それは決してわがままではないと思います。

 

自分に置き換えればわかるはずです。

 

自分が嫌な人に介護されたいですか?

 

絶対御免です。

 

今回利用者さんが申し出たから発覚した不祥事だと思います。

 

とんでもない事です。

 

実際には利用者さんはショートステイにはお金は持って行きません。

 

だからお金をあげる事もできません。

 

でもやはり言ってはいけないセリフです。

 

しっかりした利用者さんだから事実として話を聞きましたが、これが

もし認知症の人だったらもしかしたら作り話として相手にされなかった

かもしれません。

 

そんな事が無いように施設でもしっかり職員教育しなければなりませんよね。

 

 

 

 

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