遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

終の棲家はアパートにしようかな

 

 

 

 

今年の冬は昨年以上に雪が多く、連日の除雪作業で何人かの人は

命まで落とすような豪雪となっています。

 

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いくら降っても雪を捨てる場所や片付ける場所がある人はまだ

何とかなります。

 

しかし一般的な住宅街に住む人達にとっては、この多すぎる雪を

片付ける場所がないんです。

 

最初はまず自分の家の庭に雪を盛り上げていきます。

 

でも自宅の庭が一杯になってしまえば、業者をお願いして排雪して

もらわなければどうしようもない状態になっていきます。

 

自宅でローダーやトラクターを所持している場合は捨てるところさえ

あればまだいいんですが、それを所持する住民は少ないんです。

 

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ここ東北でも分譲住宅なんかが売り出されます。

 

若い人たちはマイホームを夢見て購入していきます。

 

販売は雪の時期には行いません。

 

雪の事なんか考えないで購入し、冬になってさあ大変なんて事も

良く聞きます。

 

まだ若いうちは元気もあり力もあるから、除雪作業もそれほど苦にも

ならないかもしれません。

 

しかし我々の年代になってくると、これから先どんどん高齢になって

いって、このままこの家に住み続ける事が可能なのかと考えるように

なりました。

 

今はまだ良いです。できるから。

 

80歳になった時や病気で動けなくなったら、この日々の雪の

片づけはどうするんだ。

 

これはこのままじゃダメなんだと思う様になりました。

 

 

この仕事をしていると、どうしても子供との同居は嫌です。

 

色んな失敗例ばかり見てきていますから。

 

だから結果的にどうするのが一番かと考えると、今住んでいる

自分の家を借家にして家賃収入を得て、その家賃で住めるアパート

に引っ越すのが一番だと考えました。

 

除雪の必要なく、もし不都合が出たら引っ越せば良いし、壊れたら

修理してもらえば良いし。

 

どんどん古くなっていく自宅にいなくても、いつもきれいなところに

いた方が良いと思う様になりました。

 

子どもたちが小学生の時に新築した我が家も25年を過ぎ、子ども達の

部屋は私の趣味部屋になっているし、2階建ての家はもう小さくしても

良いんです。

 

でもそういう事ではなく、雪の心配をしなくても住み続けられる事が

必要なんです。

 

かと言って首都圏に行かれるかと言ったら、それは無理だと思うんです。

 

我が家の家賃で借りられるアパートはやっぱり、この近所でしか

無いと思います。

 

欲を言えば賃貸のマンションなんかに住めたら最高ですけどね。

 

介護が必要なら高齢者住宅かな。

 

とにかく今の自宅は終の棲家にはならないなとつくづく思った

今日この頃です。

 

 

 

 

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