遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

スマホが身近なものになった父

 

 

 

 

今父は老人保健施設に入所中です。

 

腰痛のため自宅での生活が困難となり、地域包括ケア病床のある

病院に入院後、現在の老人保健施設にリハビリ目的で入所しました。

 

もちろん在宅復帰を目指しての入所でした。

 

父の在宅復帰には母の存在が大きく関わっています。

 

母が元気で自宅にいて、父の帰りを待っている事が大前提です。

 

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しかし父が入所して自宅で一人になった母は、日中ベッドで寝ている

事が多くなり、認知症の進行も見られ、最近は失禁も多くなって、

自宅での生活が徐々に難しくなりつつあります。

 

母が低下していく一方で、父はリハビリの効果もあって、施設の

方から在宅復帰が可能な状態だと判断されました。

 

でも肝心の母が自分の事も自分でできないような状況になってきて、

父の在宅復帰が遠のいてしまったんです。

 

そこで私は両親を同じ施設にお願いしたいと思う様になりました。

 

 

 

今父がお世話になっている老人保健施設は父にとってとても良い施設で

特に大きな不満もなく、父はリハビリをしながら充実した生活を送って

います。

 

ここに入所する時に施設の方から、このコロナのご時世なので、ご家族

とのコミュニケーションツールとしてスマホの持ち込みをしても

良いとの話があり、93歳にして初めて父にスマホを購入しました。

 

スマホにはラインもインストールして、ひ孫たちの写真も見られるように

しました。

 

そして現在父は母にも電話して会話をし、私や弟とも話をして、更には

ラインで送られてきたひ孫の写真も見られるようになったんです。

 

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父にとってもスマホはなくてはならないものになっていきました。

 

 

今回私が見つけた有料老人ホームは、都内では珍しいくらい入居に

かかる負担金がとてもリーズナブルだったので、両親二人をお願い

するにはここしかないと思いました。

 

そしてすぐに入所に向けて詳しい説明も受けました。

 

その説明を聞いてたった一つだけどうしても引っ掛かる事がありました。

 

それがスマホの持ち込み禁止です。

 

それ以外は何の問題もなく、申し込みをすぐにでもしたいと思いました。

 

最後の最後になって聞いたのが、このスマホの持ち込み禁止だったんです。

 

 

 

今日は日曜日で父から電話が来ました。

 

有料老人ホームの申し込みをする事は父に話していましたが、今日は

スマホの持ち込み禁止がひっかかって、まだ申し込みが完了していない

事を話しました。

 

父もスマホが持ち込めない事に対し、

 

「それはさみしいね。」

 

って言いました。

 

今の若い人はスマホの無い生活なんて考えられません。

 

若い人に限らず、スマホで生活に楽しみが増え、家族とのコミュニケーション

をとっていた高齢者だって同じです。

 

それを取り上げてまでその有料老人ホームを選ぶ必要があるのか。

 

お金が無いとこういうところにも不自由が出てくるんですね。

 

でも父が申し込んだ特養は良いって言ったんでした。

 

悩みます。

 

仕切り直しかな。

 

 

 

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