遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

施設を楽しんでいる父

 

 

 

 

今日は日曜日。父から電話が来ました。

 

その電話の声がとっても弾んでいて、いつになく穏やかな

会話でした。

 

 

 

父が施設を利用する時、私には不安がありました。

 

元々社交的な性格ではない父ですから、いわゆる集団生活に耐えられる

のかが不安でした。

 

まだ自宅で生活している時、施設というところにも少しずつ慣れて

もらおうと思ってショートステイを利用したことがありました。

 

ショートステイには入所の目的がなく、ただ経験する事だけの

目的だったので、やはり父にはなじめませんでした。

 

色々ありましたし。

 

しかし今回腰痛から自宅での生活が困難となった父は、地域包括ケア

病床を経て、今お世話になっている老人保健施設に入所しました。

 

ここは在宅復帰を目的としたリハビリを行うための施設で、父は

目標をもってリハビリに励む事ができました。

 

この老人保健施設に入所の際に家族とのコミュニケーションツールとして

携帯電話の持ち込みを許可され、初めて自分の携帯電話を所持し、使い方

にも慣れて自由に使いこなせるようになりました。

 

それによって母との会話や孫を通じてひ孫の写真をみる事ができたり

今までにないくらい家族も身近になっていったんです。

 

そんな施設での生活で、今日の会話です。

 

「あのね、週1回日曜日にね、施設で喫茶店を開いてくれるんだよね。

そこでねココアが飲めるんだよ。ふだんのおやつには出てこないんだけどね、

日曜日の喫茶店ではメニューにあるんだよ。」

 

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家にいる時は3時のおやつにココアを飲んでいた父です。

 

入院中から飲めなくて飲みたかったんでしょうね。

 

それが飲めると言って喜んでいたんです。

 

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有難いです。

 

こんなにも嬉しそうに話してくれるとは思いませんでした。

 

入所当初から今の施設に不満はないよと言っていました。

 

父がこんなにも満足して施設での生活を楽しんでいる事に

ビックリしています。

 

施設には本当に感謝しかありません。

 

でもずっとはいられません。

 

次の行き先を考えないと。

 

母と一緒に入れる施設、有料老人ホームを見つけました。

 

ここなら良いなと思い説明まで聞き、申し込みする気満々でした。

 

ところが説明の一番最後に、携帯電話の持ち込みが禁止されているとの

説明がありました。

 

ここで一気にどん底に突き落とされた気がしました。

 

今の父がこんなにも充実した生活を送れるもの、少しオーバーかも

しれませんが、携帯電話の効果が大きいと思っています。

 

施設にながらも母とも話をして、ひ孫の顔も見られて、父にとって

今までになく楽しみが増えているんです。

 

そこから携帯電話を奪ってしまったら、一人施設にいる孤独感が

半端じゃないような気がします。

 

ですから今の父のこの充実した施設生活をもう少し満喫させて

あげたいと思います。

 

いつまでおいてくれるのかはわかりません。

 

でもなんとかもう少しこのままでお願いしたいです。

 

 

 

 

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