遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

真夜中の徘徊

 

 

 

 

今現在寝たきりのご家族を介護されている方々が多く

言われる事に、一番大変だった時期は歩き回った時期だと

言われます。

 

寝たきりになってだいぶ楽になったと言われるんです。

 

そのくらい徘徊の時期は介護者にとっては大変な時期なんです。

 

今はショートステイを利用する事で、多少は介護負担を軽減

する事が出来ますが、昔は施設を利用する事が悪い事のような

考え方だった時代もありました。

 

だいぶ認知症が進んでしまった利用者さんがいます。

 

元々物静かな大人しい性格のおじいちゃんが、突然夜中に家から

出て行ってしまったんです。

 

隣で休んでいた介護者の奥さんも全く気付かず、気が付いたら

いなかったという状況だった様です。

 

 

家の中にいなくて、外を探したけれど見つける事は出来ませんでした。

 

そうしているうちに、玄関のチャイムがなり、知らない男の人が

おじいちゃんを見つけたと言いに来てくれたそうです。

 

 

その男性はなんでおじいちゃんの自宅がわかったんでしょうね。

 

道路でうずくまっていた様で少しだけ怪我もしていたようです。

 

大事には至りませんでしたが、またある可能性はあります。

 

認知症状が進んできて、奥さんがお爺ちゃんの靴の中に住所と名前を

書いたシールを貼っておいたんだそうです。

 

それが役にたちました。

 

役に立つ日なんか来てほしくなかったはずです。

 

でもやっておいて本当に良かったです。

 

真夜中に外にいた人がいたんですね。

 

都会は夜も寝ませんから、人が歩いていてもなんら不思議はありませんが、

この田舎は商店街だって日中でもそんなに人はいません。

 

たまたまそこのお宅は新しい住宅街でしたから、人がいたんでしょうね。

 

ラッキーだったと思います。

 

これから奥さんはゆっくり眠る事もできなくなってしまいます。

 

今までただの一度もショートステイを利用したことがありません。

 

何処か施設利用に抵抗を感じているんだと思います。

 

でも自分が倒れたら何にもなりません。

 

早くケアマネさんに相談して自分の事も大事にしてほしいなと

思います。

 

施設を利用する事は悪い事ではありませんよ。

 

長く在宅で生活して頂くためには利用した方が良いです。

 

でもおそらくおじいちゃんの事が可愛そうで、施設を利用できないん

だと思います。

 

気持ちはわかります。

 

でも夜間徘徊が続いたら、介護者が倒れちゃいます。

 

そうなる前に考えて下さいね。

 

 

 

 

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