遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

病院に行く気を失ったおじいちゃん

 

 

 

先日お掃除の援助で一人暮らしのおじいちゃんの所に

訪問しました。

 

要支援でまだまだ元気なおじいちゃんなんですが、

御本人にしたら心配な症状を3つ抱えておられます。

 

ここ数か月で3つの症状でそれぞれの病院に行きました。

 

 

 

以前から後頭部に違和感があり、朝は頭痛で後頭部を手でたたくと

いくらかごまかされるという症状がありました。

 

脳神経外科を受診して検査をしてもらいました。

 

でも結果は「どこもなんともない」と言われてきたようです。

 

薬も出なければ何も処置はなかったそうです。

 

 

 

 

娘さんが県内にはいますが、ここからは2時間くらいかかるところに

住んでおられ、娘さんの近くの病院で白内障の手術をしました。

 

でもその後の通院は自宅近くの総合病院で経過観察をしていました。

 

ところが術後最近になって飛蚊症のような虫がとんでいる症状が出て

来たそうです。

 

 

心配になって受診時にその旨を伝えたそうです。

 

そしたら医師から「そんな事は気にするもんじゃない。」と言われた

んだそうです。

 

たとえば、「術後だからそういう事もあります。」とか「心配ないですよ。」

とか何らかの説明があれば納得もできますが、「気にするもんじゃない。」

ってどういうことなんだと言います。

 

 

 

更に大腸にポリープが6個あったので、3個ずつ2回にわけて

取ってもらったんだそうです。

 

 

最初の3個の時は何ともなかったのに、次の3個を取った後から何だか

具合が悪いと言いました。

 

どんな具合なのかを聞くと、肛門に激しい痒みがあって1日にパンツを

10回も変えなければならないくらい痒いんだそうです。

 

ポリープを取った時に、次はいつ受診したら良いのかを聞いたところ、

「あと3年も来なくて良い」と言われたそうです。

 

3か月後って言うならわかるけど3年てどういう話だと言われます。

 

 

 

このおじいちゃんが言いました。

 

「頭は検査してもなんともないって言われたら、あと行かれない。」

 

「眼科は気にするもんじゃないって言われたからもう行かれない。」

 

「大腸は次は3年も来なくていいって言われたからすぐには行かれない。」

 

どの病院も行くににならないと言われました。

 

娘さんに相談したかを聞いたら、

 

「娘にも誰にも言っていない。」

 

と言いました。

 

このままで良いんですか?

 

包括の担当には伝えました。

 

そしてまだ明るいうちから飲酒です。

 

飲めば気がまぎれるそうです。

 

酔っぱらって。

 

 

体に良い事ではないですよね。

 

一つでもおじいちゃんの気になる症状が改善される様に

受診につなげられたらと思っています。

 

つらいでしょうね。

 

 

 

 

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