日曜日です。父から電話がありました。
今日の父からの電話は、施設での出来事の報告でした。
食事の時同じテーブルに座る2人が、父の食事に手を伸ばして来たり
何かと怒りたくなるような事をしてきたようですが、その2人が
いなくなったという報告でした。
もう嫌な思いをしなくてすむと思ったら、気持ちがせいせいしたと
言っていました。
今度新しくきた人は、おとなしくて挨拶するくらいで何も
喋らない人だと言っていました。
「ところでさ、お父さん同じ施設の中の人達との会話ってしてるの?」
「会話?ほとんどしないね。」
「同じ部屋の人ともしないの?」
「しないよ。」
「そうなんだ。その辺がお母さんとは違うよね。お母さんはすぐに話かけて
友達になっちゃうからね。」
「そうなんだよね。そういう事はしないよ。」
「そうなんだ。」
「でも(孫・私の娘)ちゃんがいつも写真を送ってくれるから、楽しみで
さみしくもないし、うれしいよ。」
「じゃあ良かったね。」
「この間は(ひ孫)ちゃんと春巻きを作った写真が来たね。」
「ああ、そうだね。今はおうち時間が多いから色んな事やってる
もんね。」
「そうだね。楽しそうだね。良い写真だよ。」
「これからも送ってくれると思うからそれを見て楽しんで下さい。」
「はい。ありがと。」
「この間ね、お母さんが(私の娘)に電話をかけたんだよ。何かの
間違いなんだけどね。」
「へえー-。」
「久しぶりに会話して二人とも喜んでたよ。」
「そう。良かった。またね、お邪魔しました。」
本当にたわいもない会話です。
でもこれが良いですね。
なにか特別な事があると困ります。
母とも電話で話をしているようですし、何よりです。
食事のたびに嫌な思いをしていた事も、どこかに行ってしまった
事で解消されたようですから、良かったですね。
特養に行ったのかな。
話題が無くてもまた電話ちょうだいね。
待ってまーす。
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