遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父とのたわいもない会話

 

 

 

日曜日です。父から電話がありました。

 

今日の父からの電話は、施設での出来事の報告でした。

 

食事の時同じテーブルに座る2人が、父の食事に手を伸ばして来たり

何かと怒りたくなるような事をしてきたようですが、その2人が

いなくなったという報告でした。

 

 

もう嫌な思いをしなくてすむと思ったら、気持ちがせいせいしたと

言っていました。

 

今度新しくきた人は、おとなしくて挨拶するくらいで何も

喋らない人だと言っていました。

 

「ところでさ、お父さん同じ施設の中の人達との会話ってしてるの?」

 

「会話?ほとんどしないね。」

 

「同じ部屋の人ともしないの?」

 

「しないよ。」

 

「そうなんだ。その辺がお母さんとは違うよね。お母さんはすぐに話かけて

友達になっちゃうからね。」

 

「そうなんだよね。そういう事はしないよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「でも(孫・私の娘)ちゃんがいつも写真を送ってくれるから、楽しみで

さみしくもないし、うれしいよ。」

 

「じゃあ良かったね。」

 

「この間は(ひ孫)ちゃんと春巻きを作った写真が来たね。」

 

「ああ、そうだね。今はおうち時間が多いから色んな事やってる

もんね。」

 

「そうだね。楽しそうだね。良い写真だよ。」

 

「これからも送ってくれると思うからそれを見て楽しんで下さい。」

 

「はい。ありがと。」

 

「この間ね、お母さんが(私の娘)に電話をかけたんだよ。何かの

間違いなんだけどね。」

 

「へえー-。」

 

「久しぶりに会話して二人とも喜んでたよ。」

 

「そう。良かった。またね、お邪魔しました。」

 

 

本当にたわいもない会話です。

 

でもこれが良いですね。

 

なにか特別な事があると困ります。

 

母とも電話で話をしているようですし、何よりです。

 

 

 

食事のたびに嫌な思いをしていた事も、どこかに行ってしまった

事で解消されたようですから、良かったですね。

 

特養に行ったのかな。

 

 

話題が無くてもまた電話ちょうだいね。

 

待ってまーす。

 

 

 

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