遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

私たちに無かった介護者の発想

 

 

 

 

 

要介護5のおばあちゃんを自宅で介護されているお嫁さんは、民間の

デイサービスの厨房にお勤めです。

 

平日週3回は私たちのデイサービスを利用されていますが、残りの

週2回はヘルパーがお昼の軽食とオムツ交換で訪問しています。

 

要介護5で、ほぼ寝たきりですので、排泄介助もベッド上で

行う事になります。

 

 

福祉用具が介護保険でレンタルできるようになってから、介護用の

電動ベッドを使用されてる方がほとんどです。

 

介護職は、自分の身長に合わせて電動ベッドの高さを調整して

腰痛防止に努めながら日々オムツ交換などの排泄介助を行って

います。

 

 

 

 

だいぶ前から寝たきりになっていましたが、ケアマネさんがレンタルの

ベッドをお勧めしても、まだ必要ないとの事で、ずっと普通のシングル

ベッドを使用されています。

 

今回仙骨部に褥瘡ができ始めてしまったので、エアマットの使用を

お勧めしました。

 

 

それと同時にベッドも電動の物に交換して、介護者の腰痛予防のためにも

必要ではないかと提案をしたようです。

 

本音を言うと、私たちがオムツ交換をするときも、低いベッドでとても

介助しにくく腰痛の原因にもなっていました。

 

そこで今回のエアマットの導入と同時にベッドも交換出来たら良いなと

思っていたんです。

 

ケアマネさんは福祉用具の業者さんをよんで、エアマットの説明と共に

ベッドの搬入も視野に入れて、ヘルパーも含めての担当者会議を開きました。

 

そして今のベッドの高さでオムツ交換をするのは大変ではないかとお話

させてもらいました。

 

ところが、お嫁さんが言ったのが、

 

「この高さがちょうどいいんです。」

 

皆が、「え、何で?」と思いました。

 

ベッドマットまでの高さは、ほぼ膝の高さです。

 

そしたら、

 

「私おばあちゃんのベッドの上に膝を乗せてやっているんですよ。」

 

ビックリしました。

 

まあ、ご家族ですから、要介護者のベッドに膝を乗せてもなんら問題は

無いと思います。

 

でも私たちはベッドの上に膝を乗せる事はできません。

 

膝を乗せてオムツ交換をすると言う発想は全くありませんでした。

 

結局今使っているベットマットの上にエアマットを敷いて様子をみる

事になりました。

 

やはり介護者がやりやすい方法をとる事が一番ですので、今回も

電動ベッドを搬入する事はできませんでした。

 

仕方がありません。

 

私たちは週2回の訪問しかしていませんから。

 

それぞれのヘルパーが自分の腰を痛めない様に行うしかありません。

 

ベッドの上に膝を乗せて行う排泄介助は、私たちにはまったく考えも

つかなかったやり方でした。

 

頭が固くなっていましたね。

 

もっと柔軟に考えられなきゃダメですね。

 

今回は良い勉強をさせていただきました。

 

 

 

 

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