遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

93歳。子供がいないおばあちゃんの苦悩。

 

 

 

 

今日のお仕事は6時間にもわたる通院介助。

 

93歳のおばあちゃんの整形外科と内科受診の介助でした。

 

算定できない待ち時間がほとんど。

 

もともとこのおばあちゃんはお喋りが止まらない人で、ビックリ

するくらいずっと喋っています。

 

そのお喋りの中に何だか切ない話もあったんです。

 

このおばあちゃんの旦那様は49歳で突然亡くなってしまったんです。

 

子どもがいなかったおばあちゃんは、出稼ぎに出て必死になって働き

悲しみを乗り越えてきたんです。

 

そして年をとり、自分の老後を考えるようになって、弟さんに自分の

事をお願いしようと思って、葬式代等何百万のお金を渡したんだそうです。

 

ところがその頼りの弟さんが先に他界してしまったんです。

 

弟の嫁さんはいるものの、自分の事をお願いするような関係ではなく

無駄金になってしまったと言うんです。

 

「今の若い人達、子どもを産まないとか言うけど、できないのは仕方が

ないけど、できるのに産まないのは考え直した方が良いと思うよ。」

 

そして子供がいない事で今自分がどれくらい苦労しているかを語られ

ました。

 

「自分だけが長生きしてしまって、頼りにしていた兄弟も先に死んで

しまったから本当に困った。甥っ子や姪っ子に今度は迷惑が掛かって

しまうんだよね。」

 

「自分の子供が一人もいないって事は困るんだよ。」

 

 

 

 

「せっかく生まれた子供を殺すような馬鹿もいるし、困った世の中

だよ。全部自分の身に降りかかってくるのに、わからないんだな。」

 

元気で長生きは素晴らしい事です。

 

でもその裏には不安も沢山あるんですね。

 

子どもがいて何の心配もない人は良いです。

 

でもおばあちゃんの様に自分の最期の心配をしなければならないって

若い人にはわからないでしょうね。

 

でも必ずわかる日が来ます。

 

その時に後悔しない様に、おばあちゃんも若い人達に発信したかった

んだと思います。

 

子どもなんかいらないって思わないで、可能なら一人でも多くの子供を

持つことを勧めたかったんでしょう。

 

兄弟も多いに越したことはないんですね。

 

おばあちゃんの思いは私には十分伝わりました。

 

だからここで発信します。

 

子どもはいた方が良いですよ。

 

 

自分の為にも、日本の為にも。

 

 

 

 

 

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