遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

要介護者にもねぎらいの言葉を

 

 

 

初めて寝たきりになった旦那様を介護する妻。

 

どちらも初めての事で、どうすれば良いのかわかりません。

 

皆さんは上を向いたまま寝ている旦那さんのシャツを脱がせる事が

できますか?

 

 

 

これがやった事のない方達には至難の業なんです。

 

特にかぶるタイプの普通のシャツを背中までおしっこで汚してしまったら

早く脱がせなきゃと必死になってしまいます。

 

ところがやった事がない人は何処からどうしたら良いかがわからない

んですね。

 

そして結局は力ずくでシャツを脱がそうとするんです。

 

抜かせる方は必死で力を入れます。

 

脱がされる方は痛みも伴い苦痛でしかありません。

 

こんなことを何日も続けたら、共倒れになってしまいます。

 

介護者は今まで何とか頑張ってやってきたと思っています。

 

でも介護される方は毎日が苦痛以外の何物でもありません。

 

そんなところに初めて介護職が訪問すると、

 

「お母さん、今までよく頑張りましたね。」

 

と介護者をねぎらうような声をかけます。

 

寝たきりになった要介護者にはねぎらいの言葉をかける事は

あまりないんです。

 

でも要介護者だって本当は頑張っているんです。

 

やってもらって文句も言えず、ひたすら我慢をしているんです。

 

介護初心者が行う介護は褒められるような事はできないと思います。

 

老々介護の場合は特にです。

 

だんだん慣れてきてやっとできるようになるんです。

 

 

 

 

それを先日直接訴えてきた旦那さんがいました。

 

私たちが訪問し、初めて身体介護をやった時、

 

「専門の人に初めてやってもらったけどこんなに良い物だったのか。

もっと早くお願いすれば良かった。」

 

 

「いつも(妻)のいう事ばかり聞いて、自分の話を聞こうとも

しないから辛かったんだ。自分だって我慢していたんだよ。」

 

「自分も頑張っていたんだよ。」

 

そうですよね。

 

汚れた体を冷たいおしりふき(使い捨て)で拭いていたんです。

  (虐待ではありませんよ)

 

それも汚いと怒りながらやられたらどうですか?

  (必死なんです。何とかしなきゃって)

 

申しわけない気持ちはあっても、感謝する事ができなくなるんです。

 

気持ちはわかりますよね。

 

介護者は頑張っていたんです。

 

必死に頑張っていたんです。

 

でもその頑張りが要介護者には苦痛だったんです。

 

そんな事が初めての介護には起こりがちです。

 

こんな事にならない様に、専門職に相談してください。

 

そのご家族に一番良い方法を考えてくれるはずです。

 

依頼があれば私たちは毎日でも訪問しますよ。

 

要介護者が安心して介護が受けられるようにお手伝いしますので。

 

 

 

 

 

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