遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

事業所に警察から電話があった

 

 

 

先日包括の担当さんから紹介され、新規契約で訪問した利用者さんが

いました。

 

ヘルパー利用の依頼者はご本人ではなく、いつも面倒をみてくれて

いた甥っ子さん姪っ子さんでした。

 

 

御本人はかなり病気が進行していましたが、ヘルパーの援助を

頼むほどではないと思っておられました。

 

でも姪っ子さん達は無理をしないで大事にしてもらうためにヘルパーを

利用したらどうかと提案していたんです。

 

契約に伺うと、重要事項の説明もちゃんと理解して聞いて下さり、

利用も前向きに考えていられるような印象でした。

 

しかし実際にはあまり体調も良くなくて、契約書や重要事項説明書の

署名欄に住所やお名前を記載する元気もありませんでした。

 

書類も置いて行くのでゆっくり記入してくださればよかったんですが、

置いて行かれても一人ではかけないと言われ、改めて時間を取って

欲しいと言われたので、再度訪問させていただく事にしました。

 

数日後包括の担当さんが用具の搬入の立ち合いで訪問するとの事だったので、

書類の記入もお願いしました。

 

ところがやはり記入してもらえず書類はそのまま持ち帰りになって

しまいました。

 

結局契約をまだ結んでいないままだったんです。

 

そして急に体調を崩され甥っ子さんに連絡があり、病院受診の依頼が

あって、次の日に甥っ子さんが自宅に行きました。

 

そしたらそこで倒れている利用者さんを発見したんです。

 

すぐに救急車を要請しましたが、すでに死亡されており、救急車ではなく

警察のお世話になってしまったんです。

 

 

甥っ子さんも急な事で大変だったと思います。

 

その話があった日、私たちの事業所にも警察から電話が来ました。

 

「もしもし、ヘルパーステーションさんですか。警察の○○です。」

 

「はい。お世話になっております。」

 

「この方をご存じですよね。」

 

「はい、わかります。」

 

「昨日ヘルパーさんでどなたかここのお宅に行っていますか?」

 

「いいえ。契約が完了しておりませんでしたので、まだ訪問を開始

しておりません。ですからまだ誰も行ってはいないです。」

 

「そうなんですね。近隣の方から聞きましたが、ヘルパーさんが来ている

様だと言っていましたが。」

 

「いいえ。行っていません。」

 

「そうですか。わかりました。」

 

警察も近隣から色々な情報を得て、今回の事に事件性はないかと

調べているんだとは思います。

 

でも近隣の方も何を根拠にヘルパーが訪問してるって言ったんでしょうか。

 

 

 

 

後になってわかったんですが、訪問看護さんが行っていたんです。

 

ヘルパーなのか、訪問看護さんなのかは区別するのは難しいかも

しれませんね。

 

でもビックリしました。

 

何も悪い事はしていないんですが、警察から電話があるとドキドキして

しまいます。

 

今回は病気の悪化という事で事件性はないという事がわかりました

ので、甥っ子さんも一安心でした。

 

受診させようと思って行ったのに、犯人扱いされたら困ります。

 

具合が悪かったら、こんな事になる前に、もっと早く受診すれば

良かったんですが、他人の言う事を聞き入れない人だったので、

最悪の結果となってしまいました。

 

高齢になると予期せぬ事態を招く事がありますから、若い人でも

具合が悪かったら早めに受診してください。

 

我慢はしない方が良いですよ。

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】

 

ネットショッピングでポイントが貯まる!

 

 通勤チャットレディ・高収入バイト求人募集なら、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡等の全国で求人を展開する【ニューステージグループ】