遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ポジティブな声掛けに心がけたい

 

 

 

 

定期受診を終えて帰宅したおばあちゃんがなんとなく浮かない

表情をしていました。

 

 

おばあちゃんには糖尿病があったんですが、受診で何かを言われて

きたんだなというのはわかりました。

 

「どうしました?元気ないですよ。」

 

「病院で言われたことがね。」

 

「食べちゃいけないとか言われましたか?」

 

「そう。それだけじゃないよ。あれはダメこれもダメって

ダメな事ばっかり並べられたんだよ。」

 

「それは落ち込みますよね。」

 

「食べすぎはダメ。甘い物ダメってさ。」

 

「ああ、そう言いますよね。なんでそんなマイナスな言い方を

するんでしょうね。」

 

おばあちゃん達は大抵仏壇には数多くのお菓子を乗せています。

 

お菓子が無くなると、仏様のお菓子を買ってきてほしいと頼まれます。

 

おばあちゃんはそんな仏様のためのお菓子もダメだと言われたんですね。

 

 

それはそうでしょう。

 

仏様が食べるわけではありませんからね。

 

結局はおばあちゃんが食べる事になりますもんね。

 

私だったら、

 

「おじいちゃんって、お菓子より本当はワンカップの方が喜ぶんじゃ

ないですか?ワンカップにして使う時調味料にしたらどうです?」

 

 

とか

 

「お菓子よりもきれいな生花を飾ったらどうですか?きれいなお花って

見てるだけで癒されますよね。」

 

って、仏様はお菓子じゃなくても良いんじゃないかって提案してみます

けどね。

 

食べ物に関して言えば、

 

「果物もリンゴなら半分食べても良いんですよ。」

 

 

半分しか食べちゃいけないんじゃなくて、半分なら食べても良いですよ

って言われた方が気持ちも落ち込まないような気がします。

 

栄養士さんの栄養指導だとそういう言い方をしてくれると

思いますが、若い主治医だとまだそこまでの余裕はないのかも

しれませんね。

 

 

これをすると病気が悪化するっていう否定的な言い方をしますもんね。

 

これくらいなら悪化しないっていう言い方に代えられないもんでしょうか。

 

それでなくても高齢者にとって病気の悪化は一番怖いです。

 

自分の好きな事が病気の悪化につながると思ったら、生きてる事

自体が楽しいものにはなりませんからね。

 

お先真っ暗ですよね。

 

そういう落ち込んできた利用者さんになんとか元気を取り戻して頂く様に

声掛けには十分気を付けて、配慮した声掛けをしていきたいと思います。

 

声がけひとつで、人って元気になりますからね。

 

 

 

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