遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

行くところがない利用者さん

 

 

 

 

毎日訪問している難病の利用者さんが、病気の進行からか一人で

動く事が困難な状態になってしまいました。

 

 

 

 

一人暮しを貫いてこられましたが、とうとうそれが難しい状況に

なってきたんです。

 

私たちは常に誰かがいる環境で過ごされることをお勧めしていますが、

施設や病院は自由がきかないので、行きたくないと言って拒否されて

いました。

 

しかし今回は難しい状況です。

 

日中は各関係事業所が交代で支援しますが、夜中はどうしても

一人になります。

 

今までも排泄はパットを使用して無理な事はしないで朝まで過ごされ

ましたが、それも更に難しくなりました。

 

ところがいざとなると、どこにも行くところがありません。

 

病気の進行だとしても病院は入院の対象ではないと言います。

 

施設は申し込みをしていないのですぐには入れません。

 

関わっている訪問看護さんがケアマネを通して、ショートステイの

空きを探してほしいと依頼してきました。

 

その日の夜、もう一人にはできない状況だと判断したんです。

 

今ショートステイも急には見つかりません。

 

空いていないんです。

 

でも水も一人で飲めずもちろんご飯も全介助で食べさせなければなりません。

 

そんな状態でお一人にして行くことはできません。

 

 

 

しかし担当ケアマネの努力もあって何とか緊急枠で受け入れてくれる

ショートステイが見つかりました。

 

その日は何とかそこに行くことができたんです。

 

でも緊急枠も2週間までです。

 

その先はどうするんでしょうか。

 

現時点で考えているのは、食事や水分補給ができなかったから、難病の

薬の効きが悪かったのだろうということで、しっかり食べてちゃんと水分を

摂れば薬の効きも良くなるので、2週間様子を見て自宅に帰りましょう。

 

 

もう一つは主治医から入院の紹介状を書いて頂いて、どこかの病院に

入院させてもらいましょう。

 

入院ができなければ、自宅に戻るしかないんです。

 

だって施設の申し込みも拒否していたので、どこにも行かれないんです。

 

動けなくなった利用者さんに、私と訪問看護さんと二人で、今の状態では

自宅での一人は難しい事を話したら、筆談していた利用者さんが、

 

「もう終わりです、さようなら」

 

と書いたんです。

 

ビックリしました。

 

追い詰めてしまったでしょうか。

 

どう考えても一人は無理だと思っても、本人は何とかなると思って

いる様です。

 

とりあえず2週間はショートに行かれたので、その間にこれからの

行き先をケアマネさんは全力で探さなくてはならなくなりました。

 

日中は良いんですが、夜間が心配なんです。

 

それをどういったらわかってくれるんでしょう。

 

薬が効いて自分でまた動けるようになったら、いつでも自宅に戻って

来てください。

 

待っていますから。

 

 

 

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