遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

お迎えが来ても断ったって

 

 

 

 

90歳のおばあちゃんを通院介助した時のお話です。

 

昭和7年生まれの90歳。

 

信じられないくらい元気なおばあちゃんです。

 

病院には血圧の薬とコレステロールの薬を貰いに行っています。

 

体調は至って良好。

 

田舎の病院は高齢者の集会場みたいな感じです。

 

お友達同士の会話が行きかっています。

 

その時におばあちゃんがお友達と交わしていた会話がとっても

面白かったんです。

 

「お互い一人になってしまったね。さみしいよね。」

 

「でもあんたは若い人達いるから良いね。」

 

「若い人達の邪魔にならない様に生きてるよ。」

 

「邪魔にはしないでしょ。」

 

「そう思って頑張っているけどね。おじいちゃんお迎えに来ないか。」

 

「あたしは来た時断ったよ。まだ迎えに来るなって。行く時は

こっちから行くから、迎えには来ないでって言ったよ。」

 

「そうか。あたしはいつ迎えに来ても良いよって言ったけど、

そういったら今度は迎えに来ないんだよ。どうなってんだかな。」

 

 

 

お迎えに来る話を大真面目で話すんです。

 

それもお二人ともちゃんとおじいちゃんと会話しているんです。

 

断る人に早く来てって言う人。

 

おじいちゃんたちも容易でないですよね。

 

きっとおじいちゃんたちもあの世で会話してますよ。

 

「うちのは早く迎えに来いってさ。」

 

「そうか。うちではまだ来るなと言われたよ。」

 

なんてね。

 

おばあちゃん達が、早く迎えに来てほしいっていう時、私たちは

 

「おじいちゃんにも都合があるんでしょうね。まだ呼びたくない

んじゃないですか。」

 

と言っています。

 

こんな会話も元気だからできるんだと思います。

 

若い世代ではありえない会話ですけど、これをすごく楽しそうに

している事が、とっても面白いと思いました。

 

こういう会話ができるくらい元気でいられたら良いですよね。

 

 

 

 

 

 

頭も体もしっかりしているからこそできる会話ですからね。

 

いつまでもお迎えはお断りすれば良いと思います。

 

おばあちゃんが言う様に、そちらに行く時はこっちの都合で急がずに

ゆっくりと行かせてもらえば良いと思いますよ。

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】

 

ネットショッピングでポイントが貯まる!

 

 通勤チャットレディ・高収入バイト求人募集なら、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡等の全国で求人を展開する【ニューステージグループ】