遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父は特養に合わないのか

 

 

 

 

父から電話が来ました。

 

「水分を強制する事がなくなったけど何か言ったの?」

 

「言ったよ。水分を摂りすぎて下痢をしてしまった様だけど、

それでも決まった水分量を飲まなければならないんでしょうかって」

 

「それは良くなったんだけど、他の事でも色々あるんだよ。」

 

「きりがないね。」

 

「今度はね、今は車いすを卒業して歩いてトイレに行かれる様に

なったんだよね。朝ねトイレに行こうと思ったら、順番にまわる

から一人では行かないでくださいって言うんだよ。」

 

「それは転倒のリスクがあるからね。それは言うかもしれないね。」

 

「でもユニットに一人の職員で大変でしょ。いつ来るかわからない職員を

待っていたら漏らしちゃうよ。結局もらしちゃったんだけどね。」

 

「特養の利用者って基本的には全介助だからね。職員は漏らしても

なんとも思わないからね。」

 

「転ばれる方が困るのよね。」

 

「ここで一生を終わると思ったら泣くに泣けないよ。」

 

 

この父の言葉にビックリしました。ショックです。

 

ここの施設で父は心を開く事ができるのか。

 

もう無理なのか。

 

弟に今の話をしました。

 

以前申し込んだ特養にまだ入所できる可能性があるのか。

 

今の特養に入所したことを伝えて一度キャンセルした施設に、弟が

再度問い合わせをしてくれました。

 

そしたら、また一から申し込みをやり直せない事も無いけれど、

入所の順番が回ってくる可能性は少ないと言われました。

 

そうだと思います。

 

それ以上にビックリしたことがありました。

 

それは、今回の特養であった出来事を弟が話しをしたところ、

そこの施設でも同じ対応になったかもしれないと言われた事

です。

 

特養では個別ケアというものをあまりやっておらず、個人の

希望を聞く事はあまりないと言われたそうです。

 

水分量もやはり決まっていて、飲ませていると言ったそうです。

 

そうだったのか。

 

これは父は特養に合わないのかもしれません。

 

今の介護度が要介護4であっても、更新したらきっと4には

ならないでしょう。

 

老健での生活でADLがグッと良くなりました。

 

車いすの全介助から自立歩行まで回復したんです。

 

その状況の今、特養への入所が決まって老健から移りました。

 

特養の利用者で父の様に色々な事を言う高齢者はほんの一握りだと

思います。

 

ですから新しい施設の職員さんにしたら本当にやりにくい利用者

なんだと思います。

 

そう思うと、今の特養は希望を叶えて下さって、有難いと

思わなければなりません。

 

でもこれからも父がこの施設にいる事は、施設にも迷惑が掛かるの

かもしれないです。

 

 

たまたま母の事でケアマネさんが電話をくださいました。

 

そこで父の事を聞いて頂きました。

 

そしたらケアマネさんが、一つの有料老人ホームを紹介してください

ました。

 

ちょっとだけ希望が持てる話だったので、早速問い合わせをしてみたんです。

 

資料請求してみました。

 

父がそのまま嫌な思いをしているかと思うと、何か考えなきゃという

一心でした。

 

 

父を特養から退所させるかもしれません。

 

私にとってまた新たな試練の始まりです。

 

 

 

 

 

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