遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母が父に会いに行きました。

 

 

 

両親が同じ特養に入所して初めての日曜日です。

 

父から電話が来ました。

 

「今日はお休みですか?」

 

「お休みですよ。」

 

「今ねお母さんに電話してみたけど出なかった。同じ施設には

いるんだろうけど、3階にはいないみたいだね。」

 

「そうなんだ。お母さんに話をした時、部屋にトイレがあるって言ってたから

まだショートの1階にいるんじゃないかな。」

 

「そうなんだね。まだ会ってないからね。」

 

「お母さんがお父さんに会いに行くって言ってたから、そのうちに

来るかな。」

 

「いつ3階に来るのかね。」

 

「どうなんだろうね。」

 

「そっちの雪は凄そうだね。こっちは申し訳ないくらい毎日いい天気

なんだよ。雪は見なかったね。」

 

「良いね。太陽が出て。雪なんて見る必要ないよ。寒くなるから。」

 

「じゃあね。おじゃましました✋」

 

父は何事もなく過ごしている様です。

 

 

お昼前の11時半頃、母から電話が来ました。

 

「もしもし、今ねお父さんの所にいるの。」

 

 

「あら、面会できたのね。良かったね。」

 

「そう。」

 

「お母さんまだショートのお部屋にいたんだね。」

 

「そうかもね。」

 

「もう少ししたらお引越しかな。」

 

「知らない。お父さんに代わるね。」

 

「お母さんね、職員の人に死ぬまでここに居るんだよって

言われたんだって。」

 

「えー-。そんな言い方しないでよね。お母さんの電話さそのまま

持っててもらうから、ちゃんと充電するようにお父さんからも言って

ね。」

 

「分かった。お母さんに代わるね。」

 

「朝ご飯は何時頃なの?」

 

「お父さん朝ご飯は何時?」

 

「8時だよ。」

 

「8時だってさ。」

 

「私に電話くれる時間さ、7時頃が良いかな。まだご飯前だからお部屋

にいるでしょ。」

 

「そうかもね。」

 

「それを過ぎると出かけちゃうから。」

 

「はい、わかりました。」

 

「じゃあ、また電話ちょうだいね。」

 

「お父さんも良いの。電話切るわよ。じゃあね。」

 

 

 

両親が揃ったところで電話ができました。

 

後は私が上京して面会する事ですね。

 

それを楽しみにして、施設の職員さんのお世話になって、特養での

生活を楽しんでもらえたらと思います。

 

なかなか楽しむって難しいかもしれませんけどね。

 

 

これで一安心かな。

 

 

 

 

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