母から何回この言葉を聞いたのかな。
「あたしはね、もう家には帰らないで死ぬまでここに居るんだって。」
そのたびに、家にいるよりはそこにいる方がお母さんの体のためには
良いと思うから申し込みをしたんだよと説明しています。
「お父さんと同じ施設に入れたから良かったと思ってるよ。」
「そうなの。良かったと思ってくれるんならあたしも良かったわよ。」
話をすれば納得しますが、やはりこの言葉は母の頭から離れる事のない
衝撃的な言葉だったんじゃないでしょうか。
母が入所してすぐに帰宅願望があり、帰りたいと言ったんだと思います。
それに対して施設の職員さんが言った言葉がこの言葉だったんでしょうね。
相当なショックだったと思います。
その言葉を少しでもオブラートに包もうと、私なりに今努力しています。
「お母さん。特養ってね、昔は姥捨て山のようなイメージがあったけど、
今は違うのよ。食事して健康になって、入浴してきれいになって、
家にいるよりずっと整った環境で生活できるのよ。」
「そうだわよね。」
「なかなかすぐには入れない施設に夫婦で入れたなんて、私も(弟)も
ビックリしてるのよ。」
「じゃあ良かったのかしら。」
「そうよ。良かったのよ。」
まだもうしばらくこの会話は続くような気がします。
もっと違うフレーズの会話が良かったな。
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