遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

92歳認知症ですがまだ携帯を使えます

 

 

 

今日は日曜出勤。

 

父から電話がありそうな時間は事業所にいられそうです。

 

訪問準備をしている時間に父から電話がありました。

 

私たち家族にも両親にも変わったことなく過ごしております。

 

先週の電話で、母が父の自慢話をして父が困っている話を聞きました。

 

今日も同じような話がありました。

 

リハビリ室に行った時も「一番だったんですってね。」って言われたんだ

そうです。

 

 

 

母は行く所行く所で父の話をしているんでしょうか。

 

元々お喋りで誰とでも友達になってしまう母です。

 

昔は話題も比較的豊富で色々な事で討論会のようになってしまう家族

でした。

 

あ、母の兄弟たちの話ですよ。

 

でも認知症になり、話の話題が少なくなっていますので、話せる事が

父の事ぐらいになってしまったんでしょうかね。

 

 

 

父が母に、私に電話をするように言ったそうです。

 

そしたら母が

 

「電話番号何番なの?」

 

って聞いたそうです。

 

 

いよいよ携帯の使い方を忘れてしまったかと思いました。

 

でも父が説明したんでしょうね。

 

ちゃんと母から電話がかかってきました。

 

まだかける事が出来ました。

 

92歳。アルツハイマー型認知症ですが携帯電話を使えました。

 

1週間使わないと忘れてしまいそうです。

 

今日は出勤だったので、次の休みにかけてもらう様に父に頼んで

おきました。

 

次の休みは火曜日です。

 

ちゃんとかけてくれるでしょうか。

 

 

実際母の認知症状の進行は遅いように思います。

 

80歳から異変を感じてすでに12年ですからね。

 

緩やかな進行だと思います。

 

アルツハイマー型認知症の診断を受けてからでも5年は経ちますからね。

 

もしかしてアリセプトが効いている?

 

どうなんでしょうか。

 

短期記憶はどんどん無くなっているのは確かです。

 

でも日常会話は十分に成り立ちます。

 

そして施設入所も喜んで楽しんでいます。

 

時々おかしなことも言いますが、でもそんなのは可愛いもんです。

 

父と母もちょうどいい距離感があって、自宅にいるよりお互いに良いと

思います。

 

 

二人とも特養の生活にも慣れてきたようですね。

 

火曜日の母からの電話を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

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