火葬から2か月が経ちました。
そして納骨の日をむかえました。
実家の両親は仏教ではなくキリスト教なんです。
私の嫁ぎ先は仏教なので、何回か仏教のお葬式は見ていました。
しかし、実家のキリスト教での儀式の事は全く記憶にないんです。
火葬でもお寺さんが来たり、牧師さんも呼ぶことなく、家族だけでの
お見送りとなりましたので、納骨くらいはしっかりとやってあげたいと
思いました。
お葬式もしていませんしね。
そこで私なりの葬儀兼納骨式を行いました。
ちゃんと式次第も作り、音楽葬にしたんです。
納骨の前に全員で讃美歌を歌いました。
皆さんもご存じかと思いますが「いつくしみ深き」をYouTubeを利用して
歌の入った音楽を流し、家族みんなで歌いました。
この「いつくしみ深き」は結婚式でも歌われる讃美歌です。
この曲の意味は、悲しい事や苦しい事があってもイエスキリストが受け止め
哀れみや慰めを与えてくれる事に感謝しようという意味になります。
この曲を歌った後、納骨の前に私が挨拶をしました。
父は私たちがまだ子供の頃、教会で讃美歌をオルガンで弾いていました。
この「いつくしみ深き」も弾いていたと思います。
そもそもなぜ讃美歌を歌うんでしょうか。
キリスト教では神への感謝を歌にのせて表現します。
葬儀の際には故人が天国で新しい命を与えられる事に対しての
感謝と喜びを表すと同時に遺族に安らぎを与えるといった意味を持ちます。
音楽が好きだった父ですので、このような形にさせていただきました。
そして納骨になります。
納骨ではBGMを流しました。
ここでは讃美歌ではなく、卒業式で定番の「旅立ちの日に」を選んで
歌は無しで音楽だけ流しました。
これもYouTubeから選んで流しました。
お墓の中に入っていく父のお骨を見ながら、みんなで
「東京じい、ばいばい」
って言いながら、涙なく音楽を聴きながら納骨をしました。
納骨してくれた石材店の方が蓋を閉めた後、献花を行います。
ここでも音楽を流そうと思いましたが、適当な曲がどうしても
選べず、献花だけは静かに行いました。
お花は白いカーネーションです。
父の孫、ひ孫たちに献花をしてもらい、納骨式は無事に終了しました。
娘が私に言いました。
「キリスト教のお葬式って良いね。明るくお見送りできた気がする。」
私がそうしたかったんです。
大往生の父です。
感謝の気持ちを込めて送り出したかったんです。
ちなみに納骨には弟もちゃんと来る事が出来ました。
終わってホッとしました。
父も安心して旅立ったと思います。
そして私のブログも何とか再開する事が出来ました。
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