遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

介護者だって同じ人間です

 

 

 

 

困った要介護者の話です。

 

このおばあちゃんは娘さんが介護者です。

 

この娘さんは旦那さんも要介護者なんです。

 

要するに娘さん一人で二人の介護をしているんです。

 

それを聞いただけでも大変だろうなと思いませんか。

 

90代の母と70代の夫です。

 

皆さんだったらどちらの介護を優先しますか。

 

選べませんよね。

 

しかし、要介護者のお二人はどちらも自分を優先しろと言います。

 

結局娘さんはどちらにも平等にしているんです。

 

どちらにも4日程度ずつショートステイを利用してもらい、交互に

泊まりに行ってもらっています。

 

そうでもしないと、娘さんの身がもちません。

 

おばあちゃんが自宅にいる時に、ヘルパーは排泄介助で訪問しています。

 

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その時におばあちゃんが言うんです。

 

「行ったり来たり疲れる。泊まりになんか行く必要ないのに、婿の

せいで行かされる。」

 

旦那さんも同じです。

 

「婆さんを長くショートに行かせろよ。」

 

ひどい話です。

 

どちらも娘さんをねぎらう言葉を言ったことがありません。

 

介護して当たり前。

 

ケアマネさんは要介護3になるお二人の事で、

 

「要介護3であれば、特養の申し込みはできますよ。」

 

とお話したそうです。

 

でも娘さんは申し込みすらしないと言います。

 

施設入所なんか絶対にしないのをわかっているからというのが

申し込みをしない理由です。

 

要介護者の二人は、娘さんは絶対に病気はしないと思っています。

 

そんな保証はないじゃないですか。ロボットだって故障するのに。

 

疲れて寝込んでしまう事だってあるかもしれないじゃないですか。

 

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そんな事はどちらも思っていません。

 

施設の申し込みをしたからって、必ず入所しなければならないものでは

ありません。

 

でも万が一施設にお願いしなきゃならない事態が起こった時、申し込みを

していなかったらどこにも行くところがありません。

 

だから「申し込みだけでもしておいたらどうですか」と言ってるだけ

なんです。

 

それすらできない娘さんは本当に気の毒です。

 

娘さんだって同じ人間です。

 

疲れだって出ますよ。

 

ほんの少しでも自由な時間を作ってあげたいです。

 

お二人の介護じゃ、必ずどちらかがいるんです。

 

休まらないんです。

 

それをわかってもらいたいけど、私たちもお二人に意見するような事は

言えません。

 

もちろんケアマネさんも言えません。

 

どうしたらわかってもらえるんですかね。

 

娘さんだって同じ人間です。

 

体力にも限界があります。

 

休みをください。お願いします。

 

 

 

 

 

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