遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

悲惨な実家

両親が元気な時は年に1回、あるいは1年以上実家に行かない時もありました。 その時は子供中心の生活で、部活について歩いたりして、実家に行かずにすぎてしまっ た年もありました。 ここ数年は年に1回は行っていましたが、その時はそれ程気にならなかった…

東京じいと東京あーしゃん

今回の連休を利用して、娘家族が遊びにきました。 世の中の連休も全く関係ない私は、今日も出勤で、娘と話をしたのは夕食後から帰宅す るまでのほんの数時間でした。そんな中でブログを始めた事を娘に報告しました。 ブログも趣味のメダカブログを始めたと思…

母のぼやき

母は母で父が最近変わっちゃってとぼやいたことがありました。 入院直前の話だったと思いますが、 「お父さんがね、最近すごくうるさくて、今日のご飯のメインは何だって言うのよ。」 前にも書きましたが、母は元気な頃、病院の給食に勤務していた事もあり、…

認知症を理解できない?

父が入院して母の認知症が少し進みました。 入院前から最近おかしいという事はわかっていた事なんですが、今は父も自分の事で 精一杯で、人の事を気遣うことはできない状態でした。 そんなときに父が書きました。 「お母さんはどうして私の言った事を実行し…

看護師さんに感謝

病院の食事は減塩食で、もともと濃いめの味を好んでいた父にとっては味気ないもので した。ましてその食事の形状はおかゆにミキサー食で、何を食べているのかわからない といった状況でした。メニュー表をながめながら食べていました。 そんな中で、看護師さ…

リハビリ日記

自作のメモ紙はリハビリ病院に転院してからも父の必需品でした。私が上京した時 見せるために一生懸命書いてくれました。読んだら処分してと父には言われました が、そんな事するわけがありません。 リハビリの状況や父の心情がよく表されているなと思いまし…

リハビリ病院へ転院

脳梗塞を発症して2週間後、父は予定通りリハビリ病院に転院する事になりました。 転院先の病院はまだ新しく、今まで入院していた総合病院とは随分違いました。 4人部屋ではありましたが、大部屋感はなく、私にすればとても良い環境だと思い ました。 父は明…

服薬管理

母は20年くらい前からコレステロールが高くなり、毎日の服薬をしていました。 当初はもちろん忘れることなく飲んでいましたが、やはりここ1年くらいは微妙な 状況にはなっていました。しかし、昔からの自分のやり方で何とか飲めていたんです。 薬の袋に飲ん…

両親の定期受診に行ってきました。

ブログをお休みして両親の定期受診に行ってきました。 東京はとても暖かくこちらとは大違いでした。 病院近くの空き地にはきれいなお花が咲いていて 思わず写真を撮ってしまいました。 ただの空き地なんですけどね。 飛行機から見えた鳥海山にはまだ雪が残っ…

母の認知症状

現在母はアルツハイマー型認知症と診断されています。 私が母の異変に気付いたのは、10年も前の事でした。 私の長女が初めての子供を出産し里帰りした時、母は張り切って私の手伝いに来てくれ ました。私は仕事があり、日中不在になるため、娘の昼食準備を…

え?どうして?

号泣し気を取り直して父の病室に戻ると主治医の先生が父にも病状説明をしていまし た。父は主治医の話を十分理解し治療についても、納得していました。 私から主治医に質問をしました。ふつう言語が不自由になるのは、右麻痺の場合が多い ですが、父はなぜ左…

初めての筆談に号泣

右手は普通に使えたのでペンは持てましたが、左手で紙を押さえることが出来なかった ので、一生懸命書いてくれました。 よくわからないながらも、必死で読みました。 私たち夫婦は最高の娘に恵まれた。お世話になってありがとうございます。 略 弟へ伝言 今…

父が記したメモ

医師からの病状説明を終え、病室に戻り、父に持参したメモ用紙を手渡しました。 右腕に点滴をしながら、父はペンを走らせました。その時に書いたメモがこれです。

医師からの病状説明

入院して3日目、医師から病状説明があるとの事。 父は日ごろ広告紙をカットしてメモ用紙をたくさん作っていました。昨日、明日病院 に来る時は、そのメモ用紙を持ってきてほしいと言っていたので、それを持参し病院に きました。言葉が出にくい事を自覚して…

父の病状

次の日の昼、実家に寄り、母と一緒に父が入院した総合病院に行きました。 ちゃんと母は父の病室を覚えており、何とか父に面会する事ができました。 父の顔はぼやけており、意識ははっきりしているものの、どこか正気ではなく朦朧とし ているようでした。 そ…

突然始まった遠距離介護

初めまして。私、生まれは東京、嫁ぎ先が東北雪国。 長年訪問介護員(ホームヘルパー)として勤務しているアラ還です。 そんな私に昨年6月、父の脳梗塞と母の認知症で突然遠距離介護が始まりました。 平成30年5月29日昼頃、母から電話が入りました。 「ねぇ…