遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

東京じいと東京あーしゃん

今回の連休を利用して、娘家族が遊びにきました。

世の中の連休も全く関係ない私は、今日も出勤で、娘と話をしたのは夕食後から帰宅す

るまでのほんの数時間でした。そんな中でブログを始めた事を娘に報告しました。

 

ブログも趣味のメダカブログを始めたと思ったらしく、そうでない事を言い、前回の

投稿を見せました。

 

娘は私の両親にとっても主人の両親にとっても初孫で、とても大切に可愛いがられまし

た。娘がまだ上手く喋れないときに主人の母が、自分の事を「母さん」と呼ばせたく

「母さんだよ」と教え、やがてそれが「あーしゃん」となっていきました。私の両親

の事はそれに東京がつき、父が東京じい、母が東京あーしゃんとなっていきました。

 

前回の「母のぼやき」というタイトルを見ただけで、「読めない無理。」と言いつつ

私がブログを読み上げ聞かせたら「それ以上は聞けない、東京じいが東京あーしゃんの

異変を感じながらどうしようもないんでしょ、せつなくて悲しい。」と言って泣き出し

てしまいました。私はあくまでも介護記録として、このブログを始めましたが、こんな

に号泣されるとは思いませんでした。大好きな東京じいと東京あーしゃんの老いを目の

当たりにし、現実をわかっていながらも、それを文章に残されることがつらかったん

でしょう。

 

でも私はこれからもこの記録を書き続けていきます。私が今の両親の年齢まで元気でい

られる保証はどこにもありませんが、娘が私の年齢になった時、このブログをみて、両

親への感謝だったり、苦悩だったりが、ほんの少しでも伝えることができればいいなと

思います。