遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

訪問介護エピソード

介護者の言い分、要介護者の言い分

高齢者夫婦は必ずしもおばあちゃんがおじいちゃんを介護するとは 限りません。 どちらが先に要介護の状態になるかは誰にもわからない事です。 好んで介護者になった訳でもなく、好んで要介護者になった訳でも ないんです。 介護度の見直しをした方の担当者会…

転倒は本当に怖いです

まだ60代で透析の通院介助を利用しているAさん。 若い時の不摂生で、糖尿病からの透析になってしまったとご本人が 言っていました。 透析後は多少の不調はありますが、普段はまだ若い方なので普通に 過ごされています。 息子さん家族が同居されていますが…

ヘルパーはただのおばちゃんじゃないはず

訪問介護員。ヘルパーの事です。 訪問介護員として働くには、最低限の資格がないとできない事に なっています。 私たちの事業所の職員は全員が介護福祉士です。 介護のプロ集団です。 というか、どこの事業所でもみんな介護のプロ集団だと思います。 それで…

トイレ掃除を援助して

お体の不自由な高齢者が最も掃除に困るのが、お風呂と トイレです。 掃除機がかけられなくてもコロコロやモップがあれば 自分でできます。 でもお風呂とトイレのお掃除はは膝が不自由だったりするとしゃがむ 事も出来ず、困難な部分となります。 そのできな…

考えられないようなパワーを発揮

冬期間越冬施設で過ごし、春になって自宅に戻られたおじいちゃん。 生活全般で援助が必要で、娘さんとヘルパーと役割分担しておじい ちゃんの在宅生活を支えています。 その中で娘さんにできないのが入浴介助です。 私たちが週2回お手伝いしてお風呂に入っ…

家で看取る覚悟

久々に訪問介護エピソードです。 御夫婦で契約を交わした新規利用者さん。 長男さんご夫婦も同居されていますが、平日日中の通院が家族では できないとの事で、通院介助の依頼で契約をしました。 通院先は個人のクリニックではなく総合病院でもない中くらい…

やらせるのか、やってあげるのか。

今日は両親の事ではありません。 先月末まで冬場だけやっている越冬施設にいて、自宅に戻られた おじいちゃんの話です。 私たちは朝晩の服薬を含め1日3回訪問しておじいちゃんの在宅での 一人暮らしを支えています。 同じ市内に娘さんがいます。 この娘さ…

低温やけどしたおばあちゃん

通院介助で皮膚科受診したおばあちゃん。 ご自身で電話で病院に連れてってほしいと依頼されました。 話を聞くとどうやらやけどした様です。 もう93歳ですが、まだしっかりされています。 移送車の中でちゃんと話しを聞きました。 先日手がビリビリして痛か…

久しぶりの猫屋敷

久しぶりに猫屋敷を訪問すると、何とパワーアップしていました。 家主のおじいちゃんは一時腰痛で動けなくなった時もありましたが、 今は元気を取り戻しています。 猫が増えすぎて台所での調理が困難な状況になってしまったので、 私たちの援助内容も買い物…

「幸せすぎていつ死んでもいい」と言う利用者さん

訪問すると電話で泣いていた利用者さん。 一体何で泣いてるんでしょうか。 この方は元々とっても社交的な方で、婦人会活動にも力を入れて 私たちが勤務する施設にもよくボランティアに来てくれていました。 でも年齢には勝てず、最近は一人での外出もできい…

利用者に教えてもらった事

利用者さんにはそれぞれ得意とする事があります。 お花を育てる事や野菜を育てる事等、都会育ちの私には 知らなかったことを、利用者さんから教えて頂く事が 多々あります。 転んで膝にけがをしてしまい、手術とリハビリを終えて 退院されたまだ70代の利用…

大変。市内の訪問介護事業所が軒並み縮小。

最近同一法人のケアマネさんから新規利用者の依頼が減っており、 市街地のケアマネさんからの依頼が多くなっています。 今在職している事業所に異動前は、市の真ん中に位置する事業所 に勤務しており、その時に利用者を紹介してくださったケアマネ さん達か…

ワクチンの接種場所は市内に1か所のみ

先日新聞にワクチンの接種場所が決定したと記事になっていました。 そこが選ばれた一番の理由は換気の問題なんだそうです。 換気と空間です。 その場所に対して異議はありません。 良いと思います。 地方では市内1か所だけしか接種場所がないところなんて沢…

年中無休の事業所に勤務

年中無休の仕事はたくさんあります。 施設や病院はもちろんです。 警察や消防だってそうです。 私たちの訪問介護にもお休みはありません。 食べる事、排泄する事にお休みはないですから。 でも最近は働き方改革で、年中無休だったスーパーが定休日を 作った…

両親を心配するのはどこも同じ

土曜日ヘルパー不在時に、利用者さんの長男夫婦が相談に お見えになりました。 なんのアポも無かったので、事業所は空っぽでした。 私は公休日でお休みでした。 話を聞いてくれたのは、以前ヘルパーにもいたことがある ケアマネさんでした。 この利用者さん…

誰の言う事が本当なの?

昨日の通院介助の話なんです。 とっても振り回されました。 腰痛で通院を希望されたおじいちゃんです。 奥さんからケアマネさんに通院依頼の電話が来たそうです。 腰痛があるからいつも行っている病院に連れて行ってほしい と言われたそうです。 いつもは血…

デイサービスからの残念な発言

利用者のたか子さん。 私たちはたか子さんのお元気な頃をよく知っています。 旦那さんが私たちと一緒に勤務していたんです。 とても上品なきれいな奥さんでした。 そのたか子さんが少しずつ低下していき、最近ではほぼ寝たきりに なっていました。 昔を知っ…

な~んだ、自分だけじゃないんだ。

少し前の話なんですけど、元気だった一人のおじいちゃんが 急に元気をなくしました。 どうしたのか聞いてみると、 「腹部大動脈りゅうが見つかって、いつ破裂するかわからない って医者に言われたんだ。」 それは確かにショックだし落ち込む気持ちもわかりま…

医師の説明が一方的

先日88歳のおばあちゃんが脳幹梗塞で入院しました。 私たちは日中一人でお留守番をしているこのおばあちゃんの トイレ誘導で訪問していました。 このおばあちゃんはとっても大人しく、テレビをみて一日を おうちの中で過ごしています。 その間に私たちヘル…

夜間の排泄

退院して約1か月になる女性の利用者さん。 まだおばあちゃんではありません。 普通のお母さんです。 脳梗塞後のリハビリで転倒し、骨折してしまってから排泄が オムツの全介助になってしまいました。 それから少しずつリハビリを重ね、退院して自宅に戻られ…

何だか嫌な予感がしてきました。

昨日の続きです。 服薬拒否をしているおじいちゃんの所に今日は私が訪問 しました。 訪問するとベッドの上にいて、声掛けには反応してくれましたが すぐにいびきをかいて眠ってしまいます。 声をかけてもピクリとも動きません。 仕方がないので、少しそのま…

服薬拒否をする利用者さん

最近体の調子が悪く、頼むから病院に連れて行ってくれと言われ 受診をしたおじいちゃん。 このおじいちゃんは肝臓に腫瘍があります。 でも悪性のものではなく、良性の腫瘍なんだそうです。 でも体調が悪く、体のどこかで何かが起こっているのは確か でした。…

自ら在宅生活を拒否する利用者さん

今日初回訪問した利用者さん。 若い頃は町議会議員さんもやった方なんだそうです。 10日ほど前に脊柱管狭窄症の治療を終えて自宅に戻られました。 退院後すぐにケアマネさんが訪問した時は、トイレにも自分で 歩いて行っておられ、来週から病院のリハビリ…

親が子供を大切に育てれば、子供も親を大切にする

今回新規契約した親子さん。 母と息子さんです。 今までも素敵な親子関係を沢山見てきましたが、今回の息子さんは 本当に親孝行な息子さんで感動しました。 お隣には娘さんがご家族で住まわれており、ほぼ寝たきりとなった おばあちゃんを兄弟で協力して介護…

服薬の支援は奥が深いです

高齢者になればほとんどの方が定期薬を服用されています。 ちなみに私もすでに飲んでいます。 服薬介助で訪問する利用者さんも結構おられます。 私の母もヘルパーさんにお願いしています。 大体の方が朝の服薬に重点を置き、昼や夜はご本人にお任せ するパタ…

本当は私たちの仕事ではありません

私たち訪問介護員は、利用者ご本人の支援を行うのが 本来の仕事ですが、でも困っているご家族の心に 寄り添う事も忘れません。 先日介護されていたおばあちゃんを残し、介護していた おじちゃんが突然体調を崩し、ヘルパーが救急搬送しました。 そのままおじ…

訪問介護事業所は水商売なんです。

皆さん勘違いはしないでくださいね。 風俗だと言っているのではありませんよ。 ※水商売とは 先の見通しが立ちにくく、収入が不確定な業種 まさにその通りなんです。 良い時は良いんですが、ダメな時はどん底に落ちます。 ここ最近私の勤務する訪問介護事業所…

うちの父は「さくし」なんです。

新規契約をしたおじいちゃんの娘さんから、ケアマネが言われた 言葉です。 「さくし」って何? 皆さんご存じですか? 私たちはわかりませんでした。 さくしって「策士」って書くんですね。 策士とはどんな人? ググってみました。 自分の願望を叶えるため、…

余命宣告されたから頑張ったのに・・

以前おばあちゃんの服薬介助で訪問していた家の今度はおじいちゃん で新規契約しました。 おばあちゃんはグループホームに入居となりました。 おばあちゃんに訪問している時から、おじいちゃんが病気で余命宣告 されていたことは娘さんから聞いて知っていま…

高齢者は転倒防止策が筋力低下になってしまう話

在宅介護において、ご家族がもっとも大変な思いをするのが 排泄の問題です。 徐々にトイレに行くのが困難となり、ベッドわきにポータブルトイレを 設置したりします。 ヘルパー利用者のMおばあちゃん。 ヘルパー利用前は日中もポータブルトイレをベッド脇に…