遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

訪問介護エピソード

失語で女優に

脳梗塞や脳出血によって言語中枢にダメージを受けると、 言葉が上手く発せなくなります。 でもリハビリによってはだいぶ回復されます。 先日通院介助の利用者さんと話をした時、面白い話を してくださいました。 まだ70になったばかりの若い利用者さんです…

心豊かに生きる事

この東北の田舎に住む高齢者たち。 都会のような最先端の生活とは全くかけ離れた生活を送っています。 元々農業で生計をたてていた人が多く、年金も多くはもらっていません。 農業で収入を得ていたころは良かったのかもしれませんが、引退して 年金生活にな…

透析患者さんの願い、そして理想

www.maple-enkyori.com 総合病院の透析患者さん達が加入する腎友会の話の続きです。 事業所の中で何気なくその話をしました。 そしたら一人のヘルパーが、利用者さんを透析室に送っていった 時に、会長さんから腎友会の勧誘をされたと話してくれました。 利…

病院に行く気を失ったおじいちゃん

先日お掃除の援助で一人暮らしのおじいちゃんの所に 訪問しました。 要支援でまだまだ元気なおじいちゃんなんですが、 御本人にしたら心配な症状を3つ抱えておられます。 ここ数か月で3つの症状でそれぞれの病院に行きました。 以前から後頭部に違和感があ…

できないのとやらないのは違うでしょ

最近とっても我慢ができない事があります。 そんなことを言ってはいけないのかもしれませんが、ずるい利用者 さんがいるんです。 生活保護を受給されているんですが、好きな事をやっているんです。 それが目に余るんです。 50歳で脳出血を発症し言語に多少…

非日常は疲れる

今世の中はゴールデンウィークの真っただ中です。 365日営業の介護職は病院などと同じように交代勤務で 利用者の日常を支えていきます。 毎週水曜日にお掃除で訪問しているおじいちゃんの訪問日です。 先週訪問した時に連休に息子さん達が帰省される話は…

介護指導

介護生活には必ず始まりがあり、始めは何もわからない所から スタートします。 そしてそれは突然訪れます。 介護職ならいいですけど、一般の男性が突然介護者になったりすると 特に最初は大変です。 今回介護指導の依頼があったのが、父親が寝たきりになって…

たった20分でできる床ずれ

寝たきりになり、自分で寝返りもできなくなると、褥瘡(床ずれ)が できるリスクが高くなります。 お尻が少し赤くなってきたなと思ったら、早めにエアマットを交換して 悪化しない様に注意しています。 同じ寝たきりでも食事がしっかりとれていれば、そんな…

ヘルパーに気を使わないで

ご存じの通り、ヘルパーは訪問介護員で利用者さんのお宅に訪問して 色々なお手伝いをします。 法人の常務曰く、「施設でうけるサービスを自宅でも受けられます」 がコンセプトです。 それなのにヘルパーが来ることを、まるでお客さんが来るように 気をつかて…

料理を破棄される悲しさ

知的障害を持つ利用者さんの所で毎日調理を行っています。 障害のある娘さんと体の不自由な母の二人で、在宅生活を送っています。 娘さんには糖尿病があり、カロリー控えめ塩分控えめ糖分控えめの食事を 提供しなければなりません。 お母さんの方にはカロリ…

真夜中の徘徊

今現在寝たきりのご家族を介護されている方々が多く 言われる事に、一番大変だった時期は歩き回った時期だと 言われます。 寝たきりになってだいぶ楽になったと言われるんです。 そのくらい徘徊の時期は介護者にとっては大変な時期なんです。 今はショートス…

ポジティブにも程がある

私たちの仕事の中に乗降介助があります。 運輸局から許可を頂いて行う移送サービス事業の一つです。 病院に行くお手伝いにはヘルパーが病院内も介助する通院介助と 病院内は家族が付き添うので、車の乗り降りや受診の手続きを お手伝いする乗降介助がありま…

ペットロス

買い物援助で訪問している一人暮しの女性。 まだ70歳でおばあちゃんではなく、お母さんです。 上半身に多少の不自由がありますが、それ以外は元気なんです。 旦那様が亡くなってから一人暮らしをしていますが、2匹の ワンコと生活されていました。 ところ…

手を温めてくれた手袋

以前訪問していたお宅に久々に訪問する事になりました。 前はおじいちゃんとおばあちゃんに訪問していましたが、今回は その介護者だった息子さんに訪問です。 長年ヘルパーをやっているので、世代がかわって要介護者になって しまう事もあります。 以前は1…

爺さんが残してくれた土地

この田舎は使っていない土地が沢山あります。 昔は家族で農業を営み、広大な土地で沢山の作物を作って 生計を立てていた土地です。 それが農家の高齢化で無駄に広い土地だけが残されている 現状です。 一人暮しのお母さん。 だいぶ弱くなってしまいました。 …

妻はやって当たり前

またまたこういう事をいう利用者さんがいました。 まあ良くある話なんですけどね。 退院した後、自宅に戻るのかどこかの施設に行くのかを病院から 聞かれた時、できる事なら自宅に戻りたいと考えます。 しかしどう考えても自宅では介護ができないと判断され…

自分が生きていた証を残す

お掃除で訪問しているおじいちゃんの話です。 新規契約をした時、このおじいちゃん見たことあると思いました。 そうだ、昔職場の近所のスーパーにいたお父さんだ。 このおじいちゃんにはとってもお世話になったんです。 私の事なんか知らないと思いますが、…

虫歯の放置は危険

私の母は良い歯が自慢です。 8020運動は80歳で20本の歯を残しましょうという運動です。 母は9020になりました。 90歳を過ぎても20本以上自分の歯があります。 昔からしっかり歯をメンテナンスしていましたので、1本も 失っていません。 そ…

自宅では素のままでいいのに

脳疾患で入院加療し退院したばかりの利用者さん。 歩行が不安定な状態で退院されました。 入院中リハビリをかなり頑張ったんだと思います。 おそらく車いすレベルから回復されたんだと思います。 通院介助で新規契約に行きました。 ケアマネさんからは院内は…

介護者に病気が見つかる

現役の時は学校の校長先生までやった立派なおじいちゃん。 そんなおじいちゃんが徐々に弱くなり、筋力も認知機能も低下 してきました。 昔のおじいちゃんの姿をいつまでも維持したい介護者の奥さん。 毎日とっても気を使って介護してきました。 デイサービス…

これも一つの安否確認の方法かもしれませんが・・

離れて暮らす一人暮らしの母親がいたら、誰でも心配だと 思います。 ちゃんとご飯食べてるのか、ちゃんと水分は摂っているのか。 心配は尽きないと思います。 もっといえば生きているのか、それが一番心配な部分だと 思います。 そんな離れている親子の約束…

母娘の仲が壊れる前に

週1回掃除洗濯で訪問している利用者さんがいます。 認知症は発症されていますが、なんとか一人暮らしは可能です。 洗濯機は昔からの二層式で以前はお風呂場に置いていました。 でもお風呂場では不便もあるので、娘さんご夫婦が排水もちゃんと できるように…

イライラしている外来の看護師

私たちの主な仕事にへき地の高齢者を病院に連れて行く通院介助が あります。 だいたい30キロくらいの道のりを移送車に乗車して、総合病院まで 行きます。 行くだけでも疲れてしまう距離を頑張っていきます。 それはやはり病院に行って診察を受けて、いくら…

専門医の治療が受けられます

www.maple-enkyori.com 若い時は本当に立派なお母さんだった方が、認知症によってたいへんな 事になってしまいました。 でも、若い時のおばあちゃんを知る息子さんは、現状を受け入れできず、 受診を勧めても一向に行こうとしませんでした。 ところが自宅で…

「いないはずがいたんです」って

日中訪問業務で忙しく、請求業務がどうしても残業になってしまいます。 早く終わらせなきゃと必死になって仕事しても、あっという間に19時半を 回ってしまいます。 そんなときに事業所の電話が鳴りました。 こんな時間に? 「もしもし。ヘルパーステーショ…

患者さんにまったく寄り添えない看護師

もうショックというか、信じられないというか、今まで在宅で仕事を してきて、最悪の人に出会いました。 人は大抵最後まで自分の家で暮らしたいと思うと思います。 私たちが支援しているのは、後期高齢者ばかりではありません。 私たちの少し年上くらいの人…

夫婦仲が良くなった

通院介助を利用していた利用者さんの息子さんが、脳梗塞を 発症してしまい、入院してしまいました。 御夫婦とおばあちゃんの3人暮らし。 息子さんは以前の怪我でまだ職場復帰していませんでした。 そうなるとお嫁さんが働かなければ生活できません。 普段は…

何とか怒鳴らないでください

訪問したヘルパーがいつも怒鳴られてくる利用者さんがいます。 そんな事で怒らなくてもと思うような事でも怒鳴られます。 体調の悪さでイライラしているんでしょう。 でも訪問する私たちも、どこで怒鳴られるかがまったくわからない ので、だんだん訪問が憂…

連れ子同士の夫婦

ちょっと話を聞いただけだとあり得ないと思う話ですよ。 自分達が幼い時にお互いの両親が離婚して、再婚相手となった それぞれの親に連れ子がいたんです。 その連れ子同士が結婚したんですね。 初めてあった時はまだ小学生になっていない頃。 2~3歳違いの…

いつまでも女性です

先日から訪問を開始したおばあちゃんの娘さんからの 話です。 一人暮しのおばあちゃんは、ずっと自宅で一人です。 周りには数件の家がありますが、高齢化でほとんどが空き家になり、 近所に遊びに行くお友達もいなくなりました。 そこで娘さんはおばあちゃん…