遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

貸してもらった事を忘れる?

 

 

 

最近朝晩の冷え込みが強くなり、ここ東北ではストーブが必要に

なってきています。

 

職場でもボイラーが稼働し温風が出るようになりました。

 

生活保護を受給している利用者さんのところで、訪問すると

震えていたのでどうしたのかと思ったら、唯一のストーブが

故障してつかない状態だったんです。

 

 

朝晩の10度に満たない冷えで暖房がない所では、すごく

寒かったと思います。

 

保護費では新しいストーブを購入するゆとりもありません。

 

市の担当さんに話をしましたが、どうしてあげる事もできないと

言われた様でした。

 

このまま放っておくこともできず、担当ケアマネが事業所の上司に

報告をしたところ、ケアマネさんが使ってるファンヒーターを

貸してあげる事にしてくれたんです。

 

その後社会福祉協議会さんにも相談したところ、寄付された古い

ファンヒーターがあるとの事だったので、それを手配してくれる

事になりました。

 

ケアマネさんのヒーターは社協さんのヒーターが来るまでの間の

貸し出しになったんです。

 

午前中にはケアマネのヒーターを設置し、午後から社協さんの

ヒーターを使わせてもらえる事になった旨を伝えに行きました。

 

その時にはお部屋も暖かくなって、震えもすっかりなくなって

体も温まった様子でした。

 

 

念のためちょっと聞いてみました。

 

朝設置したヒーターを指さして、

 

「このヒーターはどうしたんですか?」

 

「ああ、これは前から家にあったのを出してきたの。」

 

「え。ああそうなんだ。」

 

ケアマネさんが貸してくれたなんてことは、ほんの数時間で忘れて

しまっていました。

 

そんなに認知症状はなかったはずなのに、一気にわからなくなって

しまっていました。

 

その事実を知ったケアマネさんは、事業所の上司に報告し、早急に

受診を勧める事になりました。

 

そうです。

 

頭の検査をしてもらうんです。

 

急激な変化なので、みんなが心配になったんでしょう。

 

ここ最近色々な事があって、考える事がありすぎて、頭が

ついて行かなくなってしまったんでしょうか。

 

相当なダメージを受けてしまったんでしょう。

 

とりあえずは寒さをしのげて良かったんですが、今後このままで

大丈夫なのか心配です。

 

私たちの訪問は毎日継続します。

 

急激な変化が見られたらすぐに報告が必要ですね。

 

 

 

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