遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ショック。父が家に帰りたいって

 

 

 

 

特養に入所して1週間が経ちました。

 

入所当初生活しにくいと良いならも、良いところもあると話して

いたんです。

 

ところが今日の父からの電話が・・・

 

「おはようございます。1階の部屋から3階の部屋に来たんだよ。」

 

「ああ、コロナで入れないから1階のお部屋で仮住まいしていたん

だったね。」

 

「3階に来てね、1階との対応の違いに唖然としてしちゃったよ。」

 

「え、ユニットで対応が違うの?」

 

「昨日ねマカロニサラダが出たんだけどね、冷たかったから少し温めてほしいって言ったんだよね。そしたらこれは冷たいまま食べるものだから、温められませんって言うんだよ。」

 

「あら、そんな事言ったんだ。」

 

「ずっと温めてもらっていたから冷たいままじゃ食べられないって

いったら、じゃあ食べなくて良いですって言われちゃったんだよ。」

 

 

 

「随分な対応だね。」

 

「もう家に帰りたくなったよ。こんなところにいたくないね。」

 

「家に帰りたいって?」

 

「家に帰っても大丈夫だと思うよ。自分の足だけで歩けるように

なったからね。家の中なら歩けるよ。」

 

「えー-。施設だからいつも誰かがいて安心なんでしょう。」

 

「ここは今までの所と全然ちがうね。水分補給も決められた量を全部

飲まないと片付けないんだよ。お腹がぼがぼだよ。」

 

「それとね、3階にきたら部屋にトイレはなかった。料金の違い

があるのかな。」

 

「部屋はしょうがないね。料金に違いがあるとしたら(弟)が安い

部屋でお願いしたかもしれないからね。」

 

「ちょっと考えてくれない。たまらないよ。」

 

父の話をきいて愕然としました。

 

利用者の要望も聞いてもらえないんですね。

 

もっとも特養の入所者でここまではっきりと意思を伝えられる

人って少ないと思いますから、職員もきっと「何言ってんだ」

と思ったかもしれません。

 

それにしてもちょっと考えられない対応です。

 

マカロニサラダを温めてはいけない理由って何でしょうか。

 

父はお腹が弱くすぐに下痢をしてしまうので、冷たい食べ物は

極力控えています。

 

温めてほしいなら食べなくても良いってあんまりです。

 

温めるのが面倒なんでしょうか。

 

若い人だったって言っていました。

 

悲しいですね。

 

介護職としてお金をもらっているのに。

 

この事は施設に話をした方が良いと思っています。

 

でも父はそれによって更に冷たい態度を取られるのが怖いと言います。

 

だから家に帰りたいって。

 

父の辛さを考えると私も辛いです。

 

 

 

明日特養本体に行って相談してみようと思います。

 

どういう言い方をしたら良いのか。

 

父がいじめに合わない様にしないと。

 

家に帰すのはあまりにも心配ですから。

 

 

 

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