遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

最初は外づら、今は内づら

 

 

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徐々に自己主張が強くなってきたタカ子さん。

 

入院したことで介護にも拒否なく、着替えや排泄介助にも

声掛けだけで素直に応じて下さっていました。

 

退院カンファレンスの時に、以前から利用していたデイサービス

からも介護拒否は無いので大丈夫だと言われていました。

 

そして在宅でのサービスが開始されました。

 

入院前はご家族に対しては何を言っても拒否的で、特に旦那さんは

お手上げ状態でしたが、外にでれば素直なタカ子さんでした。

 

外づらが良くてと旦那さんが言っていました。

 

ところが訪問開始してまだ2週間くらいでしょうか。

 

今まで私たちにもデイサービスでも、外づらでいたタカ子さんが

急に介護拒否すようになってきました。

 

外づらで良い顔をしていたタカ子さんが変わってしまったんです。

 

良く解釈すれば、私たちにも慣れて他人じゃなくなってしまったのかな。

 

そんな風に思っていました。

 

でもどうもそうではなさそうです。

 

今までも頭痛がひどく動きたくないと言っても、デイサービスの人が

迎えにくればシャキッとしていましたが、それが動けなくなって

しまったんです。

 

オオカミ少年の様に、旦那さんにすればまたそんな事言って、デイサービス

に行けば頭が痛いなんて一言も言わないくせに、うそばっかりついてと

思っています。

 

私たちも半分はそう思っていました。

 

だからあの手この手でデイサービスに送りだすのに必死になって

いました。

 

デイサービスに行けば頭痛も忘れるって。

 

 

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でも冷静に考えたら、タカ子さんにとって本当にこれで良いのかと

ちょっと疑問も出てきました。

 

タカ子さんは頭が痛くて寝ていたいんです。

 

それを毎日デイサービスに行かせているんです。

 

それってなんにも知らない人が見たら虐待にも見えるのかも

しれません。

 

外づらで我慢していたのかもしれません。

 

我慢ができる程度だから外づらができたんです。

 

でもその我慢も限界になり、本音で物を言う様になり寝ていたいから

介護拒否も起こす。

 

病状が悪化したのかもしれません。

 

介護者側の考えと利用者本人の意見が違う時、ヘルパーはどちらの気持ちを

優先したら良いんでしょうか。

 

今回のタカ子さんの件ではケアマネも介護者優先で考えています。

 

外づらが出せるうちは病状もたいした事無いような気がしますが、

外づらも出せなくなった時はこれは病状の悪化じゃないかと思って

しまいます。

 

明日またデイサービスの送り出しで訪問しますが、どうなんでしょうか。

 

外づらが出てきてくれる事を祈るばかりです。

 

 

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