遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母が良かれと思ってやった事だった

 

 

 

最近毎日父から電話があり、夕方のヘルパーさんが何回も

同じことをしていくという話を聞いていました。

 

その内容が父のおかゆには手をかけないでほしいという要望です

 

父はあまり食欲がなく、夕食で食べるおかゆの量も自分の

お腹と相談してよそいたいと言っています。

 

しかし何回言ってもおかゆをよそって帰ると言います。

 

そのたびに管理者さんに連絡したりしていました。

 

昨日もそうだったので、管理者さんに伝え真相を確かめて

もらいました。

 

そしたら、ヘルパーさんはおかゆには手をかけておらず、

母がやった事だった様です。

 

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という事は、母は父に言われる前にご飯をよそって、夕食の

準備をしていたんだと思います。

 

それを父が勘違いして、またヘルパーさんがおかゆをよそって

行っていると私に言っていた様です。

 

ヘルパーさんには謝りました。

 

 

私は母にも悪気はなく、頑張っていたんだと褒めてあげたい

です。

 

いつも父に言われてからやるんじゃなくて、言われる前にやって

くれたんだと思います。

 

だから母の事は責められません。

 

お父さん、「お母さん頑張ったじゃない。」

 

多くよそってあったんなら、減らせばいいんだから。

 

そういう事です。

 

 

 

これで少し落ち着くんじゃないでしょうか。

 

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母も何にもできないわけではなく、父に怒られないように

母なりの努力をしていたんだと思います。

 

私が子供の頃のことを今思えば、母は父の言うとおりに完璧に

事をこなしてきていたんです。

 

だから父にすればそれが当たり前で、できない母なんて考えられなかった

んだと思います。

 

でも今は母は認知症を患い、昔の母とは違ってしまいました。

 

母だって好んで認知症になった訳ではありません。

 

誰も悪くありません。

 

それを頭では十分にわかっている父ですが、やはりやりきれない

思いもあるんだと思います。

 

それがそのつもりではなくても、怒った口調になってしまうんでしょう。

 

母は母でそんな父である事も十分わかっているだけに辛いんだと

思います。

 

悲観的な言葉を聞く事もちょこっとだけありますが、基本的には

前向きで頑張っている両親だと思います。

 

常に体調には注意して自宅でゆっくり過ごしてもらいたいです。

 

施設に行ったりすれば、自由で自分本位の生活なんてできなく

なるでしょうから。

 

 

 

 

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