遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父からヘルパーさんのクレームが来ました。

 

 

 

私が出勤してまもなく、父から電話が来ました。

 

ゆっくり話がしたいから、時間ができた時に電話をちょうだい

と言われました。

 

なんかいつもと様子が変なので、何の件なのか聞くと、一人の

ヘルパーさんにやめてもらいたいと言ってきました。

 

これはちゃんと聞かなければならないので、夜になってから電話を

しました。

 

父の話はこうでした。

 

①味噌汁の具は豆腐のみにしてほしいってずっと言い続けているのに

 いくら言っても違うものを入れる。

②主菜を2品もいらないと言っているのに沢山作る。

③食べやすいように刻んでほしいと言っても刻んでくれない。

 

日本語が通じない、何回同じことを言わなきゃならないのか。

 

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そういう怒りでした。

 

すべて母の認知が絡んでいます。

 

 

 

 

父は豆腐の味噌汁以外は具が邪魔になって飲み込む事ができません。

母は何でも食べられますから、母のために豆腐以外の具を入れて

父のお椀には豆腐だけを入れていくんです。

 

ところが味噌汁もお椀2杯分だけ作るのではなく、どうしても残る

だけ作っていき、母は味噌汁の残りを冷蔵庫に入れた事すら忘れ

ますから、父の食べられない味噌汁が毎日残っていきます。

 

次の日に母が飲めば問題ないんですが飲まないんです。

 

だから豆腐の味噌汁だけにしてくれれば父が次の日のお昼でも

食べる事ができるんです。

 

でも何回言ってもわからないと父は言います。

 

おかずに関しても多く作られるとどんどん残っていきます。

 

母はおせんべいが大好きで、ご飯前におせんべいを食べて、夕食の

時間に何だか食欲がないと言います。私のいる時もそうでした。

 

子供にご飯前だからお菓子はダメっていいますよね。それと同じことを

やってせっかく作ったおかずをほとんど食べないで残すんだそうです。

 

残したら次の日に食べればいいけど、食べないんです。だから主菜を1品

とお野菜1品で良いんです。

 

でもたくさん作っていくんです。

 

刻みに関してもすべて刻んでいってくれればいいんですが、刻むものと

刻まないものがあってどういう理由で刻まないおかずがあるのかが

理解できないと言います。

 

刻んでいかなかったおかずを母に刻んでほしいと言っても、毎回

どのくらいとかどうやってとか聞きます。忘れますから。

 

そのヘルパーさんが来る時だけ父が寝ないでずっと見ていたら

良いのかもしれませんが、それもやりにくいでしょう。

 

そうかと言って母に言っても母には全然理解できません。

 

 

 

 

仕方がないので、月曜日に管理者さんに電話をします。

 

でももう父はそのヘルパーさんしか来られないならその日は

ヘルパーさん来なくても良いと言います。

 

そこまでになってしまいました。

 

母にとっては本当にありがたいヘルパーさんなんですが、

父にとっては怒りがこみあげてしまう様です。

 

実際にそのヘルパーさんも一生懸命なんです。

 

一生懸命でも利用者にとってそれが落ち度だらけだとなれば

何の意味もありません。

 

管理者さんは別のヘルパーさんを派遣してくれるのか、どうするのか。

 

ちょっと申し訳ないと思いますが、とりあえず父の意向を伝えたい

と思います。

 

ヘルパーさんの継続がこんなに大変なものだとは思いませんでした。

 

自分の所ではこんな事例はないので。

 

全体的に若いですし、一番の年配が私ですから。

 

でも東京はやはりヘルパー不足が深刻でその人がやる気なら、

定年を定めないでいつまでも続けてもらうんでしょう。

 

だからこういうトラブルも出てくるんでしょうね。

 

なんだか気が重いです。

 

 

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