遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

やっぱりダメだった

 

 

 

 

一昨日の続きです。

 

3日間鎮静剤で眠らされ、人工透析の治療を行い頑張っていた

太郎さん。

 

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やっぱり力尽きてしまいました。

 

暴れない様に薬で眠らされ、目覚める事もなくそのまんま。

 

悲しすぎます。

 

入院の日自分を病人扱いするなと、具合が悪いのに人前では

元気を装っていました。

 

歩いて車にも乗りこみ、医師の問診にも自分で答え、傍から見たら

普通の人。

 

それなのに入院して次の日に無言の帰宅です。

 

なんでもっと早く受診させなかったのか。

 

拒んだでしょうけど、でももっと早く診察してもらっていたら

こんな事にはならなかったんじゃないか。

 

ヘルパーみんなが後悔しています。

 

ヘルパーとの関係性も良好で、帰宅時には深々と頭を下げて

くれた太郎さん。

 

本当に紳士でした。

 

性格もおとなしく穏やかで、頭も良かったので色々なことを

教えてくれました。

 

 

 

太郎さんゆっくり休んでください。

 

でも本当はもう一度戻ってきてほしかったです。

 

これからは残された息子さんの事を見守ってあげて下さい。

 

 

 

毎日お宅に行っていたのに、もう行かれない。

 

行っても太郎さんはいない。

 

せつないです。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

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