遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

訪問介護事業所だって商売なんです

 

 

カンファレンスバナー

 

 

私たちはヘルパーをやっていて、お金を儲けるためにやっていると

思っている人はほとんどいないと思います。

 

社会福祉法人の一事業所で、自分たちが営業してお客様をゲットして

いるのではありません。

 

だからお客様(利用者さん)が増えたり減ったりも仕方がない事だと

思います。

 

ところが今の話ではありませんが、実績の数値が下がった時、施設長

補佐に呼ばれて、

 

「こんな実績で、そのままで良いと思っているのか。」

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200921215915p:plain

と言われた事がありました。

 

「何か対策を考えたらどうなんだ。」

 

その当時、私のいた事業所には包括支援センターと居宅介護支援事業所

がありましたので、ただその双方から来る新規利用者を待つだけでした。

 

そこを補佐から突っつかれました。

 

「他のケアマネ事業所に営業へ行け。」

 

 

ビックリしました。

 

そんな事を言われた事も無ければ、やった事もありません。

 

でもその時誰かに言われたんです。

 

だれだったのかな。

 

「お前はヘルパー事業所の職員だけではなく、その家族の生活も

守っていかなきゃならないんだぞ。いいか。わかってるか。」

 

何かどこかの社長さんの様じゃないですか。

 

社員の家族にもご飯を食べさせなきゃならないって。

 

実際は法人からお給料が出ており、事業所の収入が減ったからと

いって給料が減らされる事はありませんでした。

 

だから、利用者さんが減っても何も対処することなく過ごして

いたんです。

 

それがいけなかったんです。

 

今思えば当たり前の事です。

 

それから間もなく、私は自分の所に包括も居宅もない訪問介護

事業所に異動になりました。

 

そこで他の包括や居宅さんとのつながりを持つことができました。

 

他居宅との付き合い方、各居宅の特徴、違い、などを学びました。

 

そして現在。

 

自分の所にも包括・居宅がありますが、他居宅との付き合いを

絶やすことなく、付き合い続けています。

 

そして利用者が激減した今、他居宅さんに声掛けをし、新規の

利用者さんを紹介していただくように、訪問空き状況表を作成し

配布して新たな利用者獲得に向けて動いています。

 

なんだかんだ言っても、やっぱり収入なく給料を支払う事は

いくら社会福祉法人でも許される事ではありません。

 

だから、セールスします。

 

その甲斐あって、先月低迷した実績が今月は大幅にアップ

しそうです。

 

在宅介護は、いくらヘルパーが頑張っても限界はあります。

 

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200921215113j:plain

 

 

そうするとどうしても施設入所になってしまいます。

 

施設入所が重なると、ヘルパー事業所は商売になりません。

 

それが現実なんです。

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】

 

ネットショッピングでポイントが貯まる!