遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母が面白い

 

 

はちみつセット

 

 

 

昨日職場についてまもなく母から電話でした。

 

 

 

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「もしもし、もう起きてる?」

 

「はぁ~、もう職場だよ。」

 

「え~、まだ8時前なのに?ご苦労さまです。」

 

「どうしたの?」

 

「あのさ、腰が痛くてね、病院に行きたいと思ってるんだけど、

あたし最近さ六角堂病院に行ってるじゃない。」

 

「六角堂病院?どこそれ。」

 

「あらあんた知らないの?六角堂病院。」

 

「そうな病院ないでしょ。」

 

「だって最近行ったのは六角堂よ。薬もあるし。」

 

「薬がある?なんの薬?」

 

「1日3回で、1回3滴よ」

 

「3滴?下剤みたいな薬だね。」

 

ここまで会話すると父の声が向こうの方から聞こえました。

 

「六角堂病院なんてそんな病院ないでしょ。何を言ってるんだ。

その薬は鼻にさす薬でしょ。」

 

 

 

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え?鼻にさす薬?点鼻薬か。

 

「六角堂病院に行ってもいいかしら。」

 

「その病院耳鼻科じゃないの?腰が痛いんならいつもの整形外科に

行けばいいじゃない。」

 

「だって病院なんだから診てくれるんじゃないの?そこね女医さん

なのね。心遣いがとっても親切で良いのよね。」

 

「いくら親切でも耳鼻科で腰痛は無いんじゃない。整形に行きな。」

 

「あらそうかしら。じゃあだめか。」

 

 

 

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「お母さんが言ってる事良くわからないから。(弟)に確認するよ。

六角堂病院って名前からおかしいから。」

 

「そうかしら。まあいいや。じゃあ聞いてみてね。」

 

朝からおかしな電話でした。

 

昼過ぎに弟に電話して確認しました。

 

弟は母の事をかなりおかしいと笑います。

 

やはり六角堂病院ではありません。ここは父が耳を診てもらっている

病院で先日母も鼻が出ると言って一緒に行ってきたとの事で、その時

に点鼻薬を貰ったそうです。

 

なぜ六角堂なんでしょう。正しい名前は五〇堂病院で数字のがなぜか

になり〇の所の文字がに変化した様です。

 

適当に数字を使った病院名にしただけのようです。

 

この発想が面白い。

 

弟は発想が幼稚園レベルになっちゃったよと言って笑います。

 

確かにね。

 

でもやっぱり憎めないんですよね。

 

あまりにも母は大真面目に話するし、話の真相が分かると大爆笑です。

 

父はやっぱりあきれています。

 

しょうがないじゃないですか。かわいい認知症です。

 

いつもそばにいると可愛いとか言えませんよね。

 

腹が立つだけだと思います。

 

近くにいない私までが母のことを怒ったりしたら、やっぱり母が

可愛そうです。

 

母の話をまじめに聞いて返事を返してあげれば、ここは違うでしょ

という事も納得していますからそれで良いんじゃないでしょうか。

 

母だけの話ではわからない事も弟に確認しながら、これからも姉弟で

協力して支えて行かなきゃならないですね。

 

来月誕生時がくれば、母も90歳です。

 

夫婦そろって90歳を超える事になります。

 

凄いですね。

 

まだまだ続きますよ~。

 

 

 

 

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