遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母からは真実がわからない

 

 

 

 

父の事でなんとなく頭がいっぱいになり、母に電話をするのをすっかり

忘れてしまっていました。

 

今日はデイサービスにちゃんと行ったと思います。

 

夕方電話をしてみました。

 

やはりもうベッドで横になっていました。

 

「もしもし、こんばんは。」

 

「何してたの?」

 

「横になったところよ。」

 

「夕ご飯は?」

 

「まだ食べたくないからもう少ししてから食べようかなと思ってるの。」

 

「そんな事言って、また食べないで寝ちゃえばダメよ。」

 

「そうですね。」

 

「ヘルパーさんが帰ってから今まで何してたの?」

 

「え?なにしてたのかしら。本でも読んでたかな。」

 

「台所で?」

 

「そういう事。」

 

「なんか違うみたいな気がする。」

 

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「そういえば病院に行ってきたかな。」

 

「どこの病院に?」

 

「(いつも往診に来てくれてる)先生の所によ。」

 

「(弟)と?歩いて?」

 

「そうよ。」

 

「何しに行ったの?」

 

「注射してもらいによ。」

 

「で、どこに注射してもらったの?」

 

「えっと、おでこよ。」

 

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「おでこ?おでこに注射するはずないでしょ。」

 

「あらなんで?」

 

「何でって。お母さんの言ってる事、変だよ。」

 

「そうかしら。」

 

「おでこに注射はしません。」

 

「あれ?じゃあデイサービスでやってくれたのかしら。」

 

「は?デイサービスで注射?する訳ないでしょ。」

 

どんどん話がおかしな事になっていきました。

 

昨日弟と話しをした時、父と同じように母のために往診にきて

くれることになったと聞きました。

 

母からの話では何が何だか全くわかりません。

 

弟に電話をして事実確認しました。

 

「病院に連れて行ってくれたの?歩いて。」

 

「昨日ね。(母)の整形外科まで遠いから父の往診の整形で良いんじゃ

ないかって言ったら、それでも良いって言うから、腰の注射をしに行って

来たんだよ。そしたら、歩行状態もあまり良くないから、今度から往診

しますよって言ってくれたんだよ。」

 

「そういう事だったんだ。お母さんおでこに注射したって言ってるよ。」

 

「認知症なんだからさ、そんなの違うに決まってるだろ。多分骨粗鬆症の

注射を腕にしたと思うよ。」

 

「デイサービスでおでこに注射してもらったかなって言うんだけど。」

 

「それは絆創膏の話でしょ。」

 

「やっぱりね。お母さんに聞いてもさっぱりわからないわよ。」

 

「(母)さんに聞く事がそもそもビッグミステイクだよ。」

 

「そうかビッグミステイクなんだ(笑)」

 

「そうだろ。」

 

母との会話、弟との会話。

 

どちらもとっても楽しいです。

 

母も一生懸命私に伝えようとしていますが、残念、絆創膏が注射に

なっちゃったり。

 

そうそう、夕食もヘルパーさんがいるうちに食べているので、

お腹が一杯で当たり前でした。

 

それをまだ食べてないって。食べたことも忘れています。

 

そんな母ですけど、とっても明るく話しをしてくれます。

 

多少つじつまの合わない事もありますが、それは仕方がない事。

 

これからも母との会話を楽しみたいと思います。

 

 

 

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