遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

血圧が下がりません

 

 

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www.maple-enkyori.com

 

一昨日血圧が高くて入浴できなかった元歯科医のおじいちゃん。

 

朝の服薬をきちんとしてもらって、再度本日訪問しました。

 

奥さんが昨日も今日もきちんと服薬させて、今日の入浴を待って

いて下さいました。

 

ところが、バイタルを測ってビックリ

 

一回目199/80 二回目189/78

 

下の方はだいぶ下がっていましたが、上がまだ高い状況のままです。

 

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下がっているもんだと思っていたご本人もさすがにビックリです。

 

「なんだ高いな。」

 

「これじゃダメよね。」

 

「そうですね、ちょっとまだ高いですからね。」

 

「昨日もね、私が入った後に入ってるのよ。なんともないんでしょ。」

 

「別になんともないよ。」

 

「でも何かあれば怖いですからね。ちょっと今日もやめましょう。」

 

訪問時間は15時過ぎです。

 

血圧の薬は1日2回なので、もしかして薬の効果が切れる時間なんでしょうか。

 

わかりませんが。

 

「明日朝の服薬後の10時頃きて、血圧測定をしてみましょうか。

それで下がっていたら、入浴ももう少し早い時間で設定したら

どうでしょうか。」

 

「あら、わざわざ来て下さるの?悪いわね。」

 

「大丈夫です。ちょっと来てみます。来ても良いですか?」

 

「ちょこちょこくれば良い。」

 

え?今なんて言いました?ちょこちょこくればいいって。

 

いや~本当ですか?

 

このおじいちゃん、元々口が悪く、人の悪口ばかりを言う人なんだそうです。

 

だから私たちも「なんだあいつら」くらいに言われるだろうと思って

いたんです。

 

それがちょこちょこくればいいって言ってくださいました。

 

もう嬉しい限りです。

 

おばあちゃんも驚いていました。

 

そんなことを言う人じゃないって。

 

また明日訪問して血圧を測ってみます。

 

そしてその数値をみて、今後どうするかケアマネさんと検討

したいと思います。

 

もう少し下がれば良いんですけどね。

 

以前寝たきりの方の訪問入浴をやっていた時、その人の主治医が

「本人が入りたいんなら、血圧がいくらであっても入れてあげて

下さい。責任は自分がとるから。」と言ってくれた事がありました。

 

そういう医師の言葉があれば良いんですが、最近そう言ってくれる

医師に出会えなくなりました。

 

せめて160以下になってくれたらなと思います。

 

明日もお邪魔しますね。

 

 

 

 

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