これはパーキンソン病の利用者さんの話です。
私たちは服薬介助で訪問しています。
薬が切れた状態のオフの時間の服薬に合わせての訪問です。
ですから私たちは、この利用者さんが動いている姿をあまり
見る事はありません。
体が動かないと言葉も上手く喋れません。
ですから筆談で話しを聞く事も多くなります。
先日少し時間があったので、時間を少しオーバーしても筆談を
止めずに続けていました。
口も動かず筆圧もなくて、なかなか理解に苦しむ時間だったんです。
ところが急に言葉がはっきりしたと思ったら、体まで動き出しました。
ビックリです。
急に薬が効いてオンの状態になったんです。
その急だった事と、動き出してからの動きの速い事。
体が動いている時間は約1時間半なんだそうです。
その中でご飯を食べて、トイレに行って、洗濯物をたたんで・・・
忙しく動くんだそうです。
そのギャップが凄いです。
動けない時は全く動けないのに、動けるときは動作も素早く
全く別人でした。
いつも言っていました。
「動ける時間がもう少し長くなればいいのに」って。
その通りだと思いました。
訪問した時、部屋の中が乱雑になっている時があります。
でもこれこそが、急に体が動かなくなった証拠なんだなって。
これからも変わりなく訪問は継続しますが、動ける時間には
今後も訪問はしませんので、家事のお手伝いをしてあげる事は
ないんです。
服薬介助が一番大事なんですが、家事の部分でも手伝ってほしいと
思われているような気はします。
でもそうは言いません。
わかっているんです。制度上できない事を。
辛いでしょう。
動ければ何でもできるのに。悔しいでしょう。
そんな心の中のモヤモヤをすっきりさせてあげられたら良いんですが、
いつも体も動かず言語もわからないので、こちらのお返事もただ相槌
を打つだけの返事になってしまい、申し訳ないと思います。
色々な病気がありますが、こういう進行性の病気は本当にお気の毒
です。
少しでも前向きになってもらえるように、これからも訪問を継続
していきます。
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