遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

「もう、沢山だ」は本心じゃない

 

 

 

時々こういう方、います。

 

どういう人?

 

一人暮らしを心配するご家族が、安否確認を目的にヘルパーの

訪問を依頼され、特にやることもないから掃除の名目で毎週

訪問しているおばあちゃん。

 

掃除をしに行く私たちも、本当は必要ないと思ってしまう

場合もあります。

 

でもお元気で過ごされているかを確認するためには、やっぱり

誰かが定期的に訪問してお話する事です。

 

体調だったり顔色だったりあるいは心が病気になっていないか等

を確認する事が出来ます。

 

その訪問での会話の時に

 

「もうこれ以上若い人達に迷惑かけながら生きていてもしょうがない。

早くじいちゃんに迎えに来てほしいよ。もう沢山だよ。」

 

と言われます。

 

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「何を言うんですか。まだまだお元気じゃないですか。」

 

「もう沢山なんだよ。」

 

その言葉をいう時は、本当にもう嫌で嫌でしょうがないと言った

表情で話されます。

 

ところが今回のコロナウイルスのワクチン接種が始まったら、

我先にと予約をとって、集団接種会場に連れて行ってくれる人を探します。

 

ヘルパーでは対応できない事をお話すると、

 

「じゃあどうすればいいんだ、誰に連れていってもらえば良いんだ。」

 

と怒りだすんです。

 

コロナに感染したら困る、を主張されます。

 

やっぱり誰だって病気にはなりたくないです。

 

だからワクチン接種するんです。

 

それはもう生きているのも沢山だというおばあちゃんも同じです。

 

だから、これからはもう生きていくのは沢山だって言わないで

下さいね。

 

病気を予防してこれからも元気でいましょうよ。

 

本心はこれからも元気で過ごしたいんですよね。

 

 

 

 

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