遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

孫にも会わせてもらえない

 

 

 

コロナってひどい事をするもんです。

 

今また東京の感染者数がうなぎのぼりとなっています。

 

ワクチン接種はだいぶ進んだものの、施設でのコロナ対応はいまだに

改善される事はありません。

 

特にショートステイは本当に慎重です。

 

もしクラスターを起こしたりしたらとんでもない事になりますからね。

 

ヘルパーで1日2回オムツ交換で訪問しているおばあちゃんが、来月

お盆を挟んでショートステイを利用されることになりました。

 

 

その理由を聞いて悲しくなりました。

 

 

このおばあちゃんは娘さんにお婿さんをもらって一緒に同居されています。

 

東京に就職したお孫さんが、今年はお盆に帰省したいとの事で連絡が来た

そうです。

 

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東京からの帰省があると私たちヘルパーも訪問を控えさせていただいて

います。

 

ヘルパーが訪問できないと困るので、おばあちゃんをショートに預ける

事にしたんです。

 

考え方はヘルパーもショートも同じで、東京から帰省した人に接した場合は

利用を控える事になりますので、ショートも利用するなら東京の孫さんに

会う前に入所しなければいけない事になります。

 

こんな悲しい事がありますか。

 

生まれた時から育ててきた孫さんが帰省するのに、おばあちゃんは施設に

行かなきゃならないんです。

 

まったく会わないままに。

 

誰も悪くないんです。コロナが悪いんです。

 

ヘルパーの訪問自粛からこんな事になってしまいました。

 

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これはケアマネさんから聞いた事で、おばあちゃんには孫さんが帰省

する事は言っていないかもしれません。

 

知ったらもっと悲しいですからね。

 

何も知らずにショートに行くのかもしれません。

 

本当に気の毒です。

 

今年は「おばあちゃんが家にいられなくなるから、帰省はしないで」

とは娘さんも言えませんでした。

 

おばあちゃんの娘さんも、今年はおばあちゃんよりも自分の娘の希望を

優先したんです。

 

昨年は孫さんが我慢しましたから。

 

いくら良いおばあちゃんでも、孫にはかないませんでした。

 

一日も早く、家族みんなが笑って会える普通の生活に戻ってほしい

ものですね。

 

 

 

 

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