遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

介護職員にかみついてしまった

 

 

 

毎日排泄介助に訪問していたおばあちゃんがお試しでショート

ステイを利用しに行きました。

 

これはおばあちゃんの意思ではありません。

 

介護者の長男さんの希望です。

 

70キロはあるかと思われるおばあちゃんの排泄介助は、とっても

大変だったんです。

 

膝と腰に痛みがあり、パンツを交換する間も立っている事ができず、

二人体制での介助を行っていました。

 

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しかし二人体制で、1日2回訪問すると単位数がオーバーして

しまいます。

 

日中長男さんが不在の時はヘルパーの二人体制で介助し、夕方は

長男さんが帰宅されたらヘルパー1人が訪問して、長男さんと2人で

排泄介助を行っていました。

 

しかし毎日のことですから、やはり長男さんにも疲れが見えてきて

しまったんです。

 

ケアマネさんはショートステイを勧め、少し介護負担を減らしては

どうか提案をしました。

 

そして1週間だけお試し利用してみる事になったんです。

 

自宅では一人でいる時間が長いので、訪問すると色々な事が起こって

いました。

 

排泄物を触った手で色んな所を触ってしまい、部屋中が大変な事に

なっている事も何回もありました。

 

でも日中誰かの目があれば、そんな状況にはならないだろうと思い

ショートステイにお願いしたんです。

 

ところが、排泄があった事がわかるおばあちゃんは、職員さんの

見ていない所でパンツを脱ぎ、夜中も同じようにベッドで排泄して

しまいました。

 

仕方がないので、パンツではなくテープ止めのオムツで夜間は

対応する事になった様です。

 

しかし、夜中のオムツ交換なんてやった事がないおばあちゃんは、

夜間にオムツ交換に来た職員さんに怒ったり抵抗したりして、

とうとう職員さんにかみついてしまったんです。

 

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当然施設からケアマネさんに連絡が入ります。

 

「お試し利用の1週間は何とか頑張るけど後は無いです。」

 

と、今後はお断りされてしまいました。

 

夜間2人体制でオムツ交換をしてくれるショートはなかなかないんです。

 

 

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同じ法人内ではできないと断られます。

 

長男さんには本当にお気の毒ですが、おばあちゃんが歩ける間は何処の

施設も受け入れ不可能な様で、動けなくならないと入る所はないという

結果になってしまった様です。

 

夜間の排泄介助は自宅ではできません。

 

今まで通り、朝は息子さんが紙パンツの交換だけを頑張ってもらい、

日中ヘルパーで洗浄や着替えをして清潔にしていきます。

 

そして夕方長男さんと2人でまた交換して朝までそのままになります。

 

今後どこまで長男さんがたえられるのか、とっても心配です。

 

今長男さんがやっている事は、通常ではありえないような光景を

目にして、その処理を毎日行っているんです。

 

普通なら1日で嫌になるでしょう。

 

そんな状況なんです。

 

かみついたおばあちゃんに罪はありません。

 

しょうがないんです。

 

認知症なんですから。

 

説明とか指示とかは一切通じません。

 

もしこんな状況がご家族に訪れたら、皆さんならどうしますか。

 

早めの対処が必要ですよ。

 

 

 

 

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