ショートステイ中に具合が悪くなって、退所した利用者さん。
急遽通院介助を依頼されました。
食事が摂れず内科受診の予定でお迎えに行きました。
寝たきりの方なので、普通の車いすではなく、リクライニングの車いすに
移乗していきます。
座位も保てないため、移乗するにはバスタオルを体の下に敷いて、
上半身と下半身と別れて二人体制でリクライニングに移していきます。
この方はいつもこのやり方で、二人体制で行っています。
今日もいつもの様に体の下にバスタオルを敷くため、かけ布団を
取らせてもらいました。
体をまっすぐにして側臥位にしようとしたら、大きな声を上げて
痛みを訴えられました。
ん?どこか痛い。
「どこが痛いんですか。」
「膝が痛い。」
良く見るとビックリ。
右足の膝から下が外側に曲がっていたんです。
よく内側に曲がる0脚はありますが、外側に曲がったのは初めて見ました。
これは痛いはずです。
一体何があったんでしょう。
御本人に聞いてみました。
施設から帰宅する際にベッドから車いすに移るのを、一人の女性が
やったそうで、その時に足を引きずられて足を痛めたと言っていました。
この利用者さんを一人で車いすに移すって?
それは無理です。
介護職って一人でやって当たり前的な所があります。
でもそれは普通に何でもない利用者であればの事です。
全く立つこともできず、両膝も曲がらず座位もとれない利用者を、一人で
移乗させるのは利用者にとってどれだけのリスクが生じるのか。
結局今日の受診で整形外科にも行くことになり、結果は骨折でした。
一人の職員の誤った判断でこの利用者さんは怪我をしてしまいました。
自分にはできるといった考えは良くないです。
力任せでやったんではダメです。
無理をしてけがをさせたらなんにもなりません。
他の職員に助けを求める勇気も必要です。
下手くそだからではありません。利用者の安全のためです。
骨折がわかり入院してしまいました。
でも元々寝たきりなので、手術したり大掛かりな事はやらずに、そのまま
になりそうです。
本当にかわいそうです。気の毒としか言いようがありません。
受傷した時に「痛い」と声を上げたそうです。
でも痛めた個所を確認する事もなく、そのままだったんです。
残念です。
自分の所では職員に決して無理をしない様に言っています。
それが職員のためだし利用者のためでもありますから。
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