遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

夢と現実がわからなくなってきた母

 

 

 

 

今日お昼頃父から電話がありました。

 

こんな中途半端な時間に電話をくれる事はないので、

ちょっと違和感を感じました。

 

「今良いですか?」

 

「大丈夫よ。どうしたの?」

 

「今日ねお母さんに電話したらね、なんか知らないところでお昼ご飯を

御馳走になって、お土産までもらってきたって言うんだよ。変な

話なんだよね。」

 

「昨日もしかしてデイサービスに行ったのかな。デイサービスでご飯

食べたことを言ってるのかしら。」

 

「なんかちょっと違うんだよね。話してみてよ。」

 

「わかった。」

 

何でしょうか。デイサービスがわからなくなったんでしょうか。

 

母に電話しましたが、すぐにはつながりませんでした。

 

しばらくすると母の方から電話が来ました。

 

「もしもし、あのねお父さんと話した時にね、(私)にも話を

するように言われたからかけたわよ。」

 

「お父さんからも聞いたよ。何したって?」

 

「今日ね散歩してたらね、お寺さんの所で呼び止められてさ、ご飯でも

食べていきませんかって言われたのね、だからごちそうになって、

お土産までもらっちゃったのよ。」

 

「そう言う話か。」

 

「それをお父さんにも教えたら、あんたにも話しなさいって言われたの。」

 

「あのね、お母さん一人で外を散歩できるの?」

 

「できるわよ。したんだもん。」

 

「家の近くにお寺さんがあるの?」

 

「散歩してたらあったのよ。」

 

「あのさ、お母さん夢見たかな。」

 

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「夢じゃないわよ。本当の事だもん。」

 

「うちの近所にお寺さんは無いよ。」

 

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「だってあったんだもん。」

 

認知症もここまで来ました。

 

夢と現実の区別がつかなくなりました。

 

知らない人が聞いたら作話になるんでしょうか。

 

作り話ではなさそうです。夢を現実の様に話しているんだと思います。

 

これを否定してもしょうがない事ですが・・・

 

「あんたが夢だっていうんならそう思っててもいいわよ。」

 

全く夢だとは思っていません。

 

「お土産に何をいただいたの?」

 

「炊き込みご飯だったかしら。」

 

「そのご飯は台所にあるの?」

 

「お昼に食べちゃったわよ。」

 

「ご飯をごちそうになってきたんじゃないの?」

 

「そうよ。」

 

「頂いたご飯も食べたの?」

 

「たぶんね。」

 

ここで話はやめました。

 

母には言いました。他の人には話さないで私だけにしてねって。

 

近所にお寺なんかありませんから。

 

 

 

これからもこういう話はあるでしょうね。

 

明日は日曜日なので、父から電話が来ます。

 

父にも説明します。

 

利用者さんにもいます。夢なのか現実なのかわからないと言う方。

 

母は完全に現実だと思っています。

 

残念。

 

 

 

 

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