今日は日曜日。いつもの時間に父から電話が来ました。
「昨日のお母さんの話はどうだった？」
「話聞いたよ。一人で散歩に行ってお寺さんでご飯をごちそうに
なって、お土産までもらってきたって。」
「そうだね、そう言ってたね。」
「夢だよ。多分夢で見たんだね。良くある話だよ。夢と現実がわからなく
なったっていう人いるからね。」
「そうなの。」
「一人で散歩に行ったとか、近所にお寺があっただとか、あり得ない
話でしょ。でもそれを否定してもしょうがないからね。」
「そうなのかね。」
「またある事だと思うから、今度また似たような話をした時は
否定しないで、そうなんだって言ってれば良いよ。」
「そうか、わかった。」
父も半分笑っていました。
まあそんなに深刻にとらえる必要もないので、笑ってて良いと思います。
夕方母の携帯で弟が電話をかけてきました。
昨日の着信をみてかけたと言っていましたが、昨日はちゃんと母と
話をしていることを言いました。
そして金曜日にはデイサービスに行ったことを確認しました。
でも熱が36度9分あった様です。
また本調子ではないのかもしれません。
母は月曜日は休んで下さいと言われたと言っていましたが、弟は
そんな話は聞いていないと言っていました。
母の言う事はすべて確認が必要です。
そして弟に昨日母が一人で散歩をした話をしてると言いました。
「それは無いだろう。無理だよ。かなりとんちんかんだからね。」
「そうよね。一人で散歩はあり得ないよね。」
「それにね、風邪の咳だけじゃなくて、最近は食べててすぐに誤嚥してさ、
震えながら咳してるんだよね。今もそうだよ。聞こえる？本人と話して
みる？」
「はい。もしもし。」
「ご飯飲み込むとき失敗するんだって？」
「そうかしら。」
「ほら、今だって苦しいんでしょ。咳出てるじゃない。」
「そうだわね。だからなあに。」
「ご飯はゆっくり食べて下さい。落ち着いてね。」
「はい、わかりました。ご飯はゆっくり食べるのね。」
「お母さん昨日私にした話覚えてる？」
「昨日あんたにした話？忘れた。」
母は夢の話はすっかり忘れていました。ですよね。
「そうか。じゃあ良いわ。（弟）に代わって。」
「はい。」
「お母さんの介護度を見直しする事にしたから。」
「ああ、そうなの。今の介護度じゃ足りないか。」
「足りないわよ。施設の申し込みもすすめないと、家にいるのが
厳しくなってくるでしょ。」
「もうね、すでにかなり厳しいよ。食事の時ついてないとすぐに誤嚥
するし、尿は漏らすし。」
「必要書類をメールで送るから。早く申し込みしよう。」
「お任せします。」
弟から母の在宅が厳しいと初めて言われました。
これはすでに限界が近づいています。
誤嚥性肺炎を起こせばもう大変です。
訴えられないので、早めに対処しないと大変です。
母も２４時間誰かのいるところに行く必要がある様ですね。
さすがに弟も限界を感じている様ですから。
よく今まで頑張ってくれました。
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