遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

「助かりました」という感謝の言葉

 

 

 

利用者さん達の中には、もういつあの世に行っても良いと言われる

方がいます。

 

楽しみもないし、毎日テレビを見て昼寝して、そんな生活をいつまで

続けたら良いかと思えば、もう沢山だと思ってしまうと言われます。

 

いつも暗い表情の利用者さんですが、そんな利用者さんから笑顔が

見られた瞬間がありました。

 

 

今事業所内で職員の家族にコロナ感染があり、自宅待機の状態で出勤

できない職員が複数います。

 

職員の頭数は減っても利用者の数が減るわけではありません。

 

通常どおり訪問するためには、各利用者さんにご協力いただいて、

多少の時間変更ですべての利用者さん平等に訪問をして行く必要

がありました。

 

そんなお願いの連絡をさせていただくと、ほとんどの利用者さんが

快く了承してくださいます。

 

そして訪問した時に

 

「今日は無理なお願いをしてしまって申し訳ございませんでした。

快く了解してくださってとっても助かりました。」

 

その瞬間に利用者さんの表情が変わったんです。

 

「え、そんなに恐縮しないで。なんともないから。

こっちこそ来てくれてありがとね。」

 

と言いながら、その表情は嬉しそうに笑顔が見られたんです。

 

 

いつも暗い表情だったのに、この表情の変化は。

 

おそらくですが、自分が誰かを助ける事ができたという喜びだった

のではないかと思いました。

 

自分が誰かの役に立てたという事がきっと嬉しかったんじゃないでしょうか。

 

人は誰かから褒められれば気持ちが良いものです。

 

その感覚を久しぶりに感じる事が出来たんだと思います。

 

ほんの些細な事かもしれません。

 

でもそんな感謝の言葉が、気分を一新させ笑顔まで見せてくれるように

なったんです。

 

いつも誰からもあてにされない自分が、誰かの役に立てたという幸せを

笑顔で表現してくれたんだなと思い、私も嬉しくなりました。

 

 

これからもそんな感謝の言葉で利用者さんの笑顔を見たいと思いました。

 

 

 

 

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