遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

「お母さんが輝いて見えたよ」って

 

 

 

昨日施設内で母と面会した父から改めて電話が来ました。

 

「昨日お母さんと会ったでしょ、お母さんを見た時ねお母さんが

すごく輝いて見えたよ。」

 

 

「へえー-。どういう事?」

 

「ここにいる人達でお母さんみたいにはっきりしている人はいない

からね。」

 

「そうよね。特養だからね。大変な人が多いでしょうね。」

 

「私は何でここに入れたのかな。」

 

「だって要介護4だもん。圧迫骨折でほぼ寝たきりのような状態

だったでしょ。自分で起きられないし、トイレにも行かれないし。

それが要介護4だからね。」

 

「そうかね。」

 

「今のお父さんは要介護4ではないよね。」

 

「老健にはお部屋をあけておかなくても良いって連絡したよ。

でもね。いつでも連絡下さいって言ってた。今のお父さんは

特養よりもやっぱり老健の方が合ってるような気もするからね。」

 

「そうだね。老健に戻ればお母さんとは会えなくなるからそれは

残念なんだけど、画面越しには面会できるからね。」

 

「特養の職員さんは良くなったんでしょ。」

 

「でもね、今日もお茶を強制されたよ。ご飯の時にお味噌汁を

飲んで、ヤクルトが出て、その上にエンシュアが半分出るんだよ。

それなのにさらにお茶を飲む様に言われてね、断ったんだよ。

それが気に入らないんだろうね。」

 

「エンシュアは水分じゃないって言うんだよ。」

 

「なんだ、変わってないじゃない。」

 

「その人だけなんだけどね。どうしようもないや。」

 

「だからゆっくり考えて、本当にここで良いのか。」

 

「入れ歯を作るっていう話になってるから、それがどうなのかね。」

 

「ああ、そんな話があったね。まあそれも含めてゆっくり考えてみれば

良いんじゃない。」

 

「わかった。」

 

話を聞くと、やはり父には多少の迷いがまだある様です。

 

このままここに居たいのか、再度老健のお世話になりたいのか。

 

でも今日父の口から聞いた

 

「お母さんが輝いて見えた」

 

っていう感動が父にとってどのくらい嬉しい事なのか。

 

 

今の父に喜びを与えられるのはやはり母しかいないんですね。

 

 

 

 

それにしても父の気持ちを揺るがす、たった一人の職員さん。

 

お願いですから父をいじめないでください。

 

特養に居たいという気持ちを増やさなきゃならないのに、減って

いくじゃないですか。

 

特養か老健か。この話はまだ続きそうですね。

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】

 

ネットショッピングでポイントが貯まる!

 

 通勤チャットレディ・高収入バイト求人募集なら、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡等の全国で求人を展開する【ニューステージグループ】