遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

「あの職員さんいなくなったみたい」

 

 

 

 

父が老健から特養に移って2か月が経ちました。

 

母が入所してからももう3週間がたちました。

 

あっという間に月日が流れます。

 

父は入所当初色々な事に悩まされ、何度もここを出たいと訴えて

来ました。

 

その原因が職員さんの横柄な態度でした。

 

入所してすぐに食事で出されたマカロニサラダが事の発端でした。

 

父は冷たい物を食べるとすぐにお腹の調子を崩してしまいますので、

冷蔵庫で冷やしたものではなく、少しだけ温めて頂いてから食べる

様にしていました。

 

そのお願いを特養の職員さんにしたところ、「これは冷たいまま

食べるものだから、温められません。」と言われ、温めないと食べられ

ないと訴えると、「だったら食べなくて良いです。」と言われたんです。

 

それを父は私に電話で話してくれました。

 

そしてその次には、「出された水分はすべて摂って下さい。」と言われ、

残していれば、そのカップはいつまでも下げてもらえず、全部飲むまで

強制的に飲まされ、下痢をしてしまうような状況になりました。

 

父は「こんなところで一生を終わるなんて、泣くに泣けないよ。牢獄にいる

みたいだよ」と悲しそうに言いました。

 

本当に私も悩みました。

 

父に悲しい思いをさせるために施設入所を選んだんではありません。

 

そんなこんながあって、今度が母の入所が決まり、喜んでいました。

 

でも職員さんの横柄な態度は変わることなく、続いていたんです。

 

ところが、いつの頃からか父からの訴えが、ピタッとなくなりました。

 

今日電話で父が言っていました。

 

「あの意地悪だった職員さん、いなくなったみたいだね。」

 

「そうだったの。最近お父さんから話がないから、職員さんも良くなった

のかなと思ってたけど、いなくなったんだ。」

 

「来なくなったからね。」

 

「施設でもお父さんが訴えたような事があったって事を知らなかったみたい

だから、その職員さんに注意をしたのかもしれないね。それでやめちゃった

かしら。」

 

「それは分からないや。今は水分も強制的に飲ませるような人はいないよ。」

 

 

「それなら良かったね。」

 

やっとこれで父の特養生活も落ち着くと思います。

 

 

母とも毎日会っていると言っていました。

 

ここ1週間も電話なく、無事に生活できていたようです。

 

これからはこのブログも週1回になるのかもしれません。

 

 

 

またお付き合いくださいね。

 

 

 

 

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