遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母の糖尿が悪化

 

 

 

3年ぶりに上京したのに両親に会う事が出来ず、届け物だけしかできなかった

という、とっても残念な上京となってしまいました。

 

ちょうど母の日だったので、なにかプレゼントできるようなものは無いかと

考えましたが、どれも却下となり、結局は糖質0のお菓子を持って行くだけ

しかできませんでした。

 

母から電話が来た時、まだ職員さんからお菓子を受け取ってはいないような

話をしていました。

 

ところが、私が帰宅してまもなく弟からラインが来ました。

 

「今施設から連絡あり、母さんのA1cが急上昇で投薬再開との事。

お菓子が原因かも。」

 

A1cとは簡単に言えば糖尿病に関係する数値です。

 

「それでいくつになっちゃったの?」

 

「以前7くらいあって服薬したら下がったから今は飲んでいなかった

んだけど、今回8.9まで上がったらしい。」

 

「えー--。」

 

 

 

 

血糖値はすぐに数値も変わるけど、A1cはその日に食べたものでそんなに

変わるものではないでしょうから、少し前から上がり始めていたんじゃ

ないのかしら。

 

やっぱり食べ物を置いてくるのはダメでした。

 

とにかく食べる事が大好きな母ですから、目の前においしいものが

あれば食べてしまいますよ。

 

服薬で良くなってくれれば良いんですが、どうでしょうか。

 

もちろん自宅にいるよりは、管理された所にいるのでずっと良いと

思いますけどね。

 

 

 

昨日は日曜日。出勤でしたが父から電話が来ました。

 

 

「東京に来た時はどこかに行ったの?」

 

「(息子)達とお墓参りにも行ってきたよ。みんなで乗れるレンタカー

を借りてくれてたから良かったわよ。」

 

「ああそうなの。有難う。」

 

「20年以上行ってなかったけど、何とか行かれたわ。でも車だったから

何処をどう行ったのかよくわからなかったけどね。」

 

「そうなの。」

 

「みんな変わりない?」

 

「ああ、東京から我が家に持ち帰る荷物を作ったんだけど、郵送しないで

(弟)が車で持ってきてくれたのよ。」

 

「え、それは大変だったね。」

 

「でも元々引っ越し屋だから何ともないって言ってた。」

 

「へー-、遠くても大丈夫だったんだ。」

 

「そうよ。すぐに帰ったからね。」

 

「でも持ってきてくれて良かったね。」

 

「おかげさまで。まだ段ボールそのままになってるわよ。」

 

「申し訳ないね。」

 

「私が買ってあげたシーツとか、何回も使っていない新しい物を

持ち帰ったから、ゆっくり洗って使う事にする。」

 

「使えるものがあったんだ。」

 

「あるよ。(娘)にも持って行くわ。そのうちに。」

 

「使えて良かった。」

 

 

 

今回の上京は2泊3日で、1日目は実家と特養に行って、2日目は息子たちと

過ごして、3日目に実家の片付けというあっという間の3日間でした。

 

もうすこし長くいられたら、色んな事もできるんでしょうけど。

 

 

3年ぶりの上京で果たして歩けるのかと心配していましたが、何とか

なりました。

 

レンタカーのおかげです。

 

普段歩かないで車ばかり乗っていますので、我々はきっと足から

ダメになるんでしょうね。

 

東京で生活していた両親の様には行かないと思っています。

 

次回の上京の事をそろそろ考えないと。

 

 

今回の上京のもう一つの目的。

 

保佐人の件。

 

それはまた後日。

 

 

 

 

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