遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

本当なら今日上京するはずでした。

 

 

 

 

明日は両親の定期受診日です。

 

本当なら今日上京する日でした。

 

しかし東京でのコロナの新規感染者数が100人を超えた時点で

上京する事を断念してしまいました。

 

でも航空券をキャンセルしたのは先週です。

 

もしかしたら行かれるのではないかと、わずかながらも期待

していましたが、ここ数日は200人を超えてしまい、今後

減る気がしません。

 

だって何にも対策しないし、逆に色々な事が緩和されて、ますます

増やしているような気がしてなりません。

 

 

 

今朝母から電話が来ました。

 

「そっちの雨は大丈夫なの?」

 

「大丈夫よ。災害になるほどは降ってないから。」

 

「あら、そうなの。じゃあ安心したわ。じゃあね。」

 

今までも地震や台風があっても「大丈夫」と電話を

かけてくれる母です。

 

認知症になっても、変わりなくかかってきました。

 

無事がわかったら、そこで「じゃあね」って電話を切ろうと

したので、父に代わってもらいました。

 

「お父さん、吹き戻しやってみた?」

 

「ああ、あれね、脳梗塞やる前から息切れはあってね、今は

会話してても息が苦しくなってくるから、ちょっと難しいね。」

 

 

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「負荷の少ないゼロレベルも無理かしら。」

 

「誰もいない所でやるのは不安だね。あんたが来た時にみてもらい

ながらやるよ。」

 

「そうなんだ。わかった。じゃあしょうがないね。」

 

 

吹き戻しを使ったリハビリも私が上京しないと開始できません

でした。

 

いったいいつになったら上京できるんでしょうか。

 

父から更に、

 

「食事の時のおかずの刻み方をもっと細かくしてほしいん

だけど、包丁でやるのは難しいみたいだから、前に行った

ショートステイで使っていた食事を刻むはさみがあったら

ほしいんだけど。」

 

「わかった。」

 

飲み込みもさらに悪くなってきたんでしょうか。

 

些細な事ですが大事な事です。

 

私が行かないうちも少しずつ老化が進んでいきます。

 

飲み込みやすい形状であれば飲み込めるし、食べられる

んだから、今を大事にしないといけません。

 

呼吸も嚥下もこのままにしないでリハビリしてあげたい

です。

 

そばに行きたいです。

 

 

 

明日は弟とヘルパーさんとで受診させてもらいます。

 

まあ問題なく受診できるでしょうから心配はしていませんが、

私の上京の目的はそれだけではないので、やっぱり行かれなかった

事は悔しい思いで一杯です。

 

 

でも父と電話で普通に会話ができるようになり、いつでも話は

聞けるので、それだけは不安材料が減りました。

 

 

 

東京の若者よ。コロナ感染しないような行動をしてくださいよ。

 

そしてコロナ菌をこれ以上増やさないでください。

 

なんとかお願いします。

 

 

 

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